SNSで公開グループを起ち上げた管理人の話。

北風 嵐

第1話 SNSを起ち上げた管理人の苦労話(画像の無断転用を巡って)

「SNSで神戸の魅力を発信」するとした公開グループのサイトを立ち上げた管理人です。神戸について書いたものが多い。下手な絵も描きます。投稿していたサイトが無くなった。それで投稿したくて起ち上げたのです。前のサイトの主宰者は月例会をやって集まりもやってられました。これは大変だと思っていました。SNS上だけでなくメンバーが出会う機会も大事です。絵を描く関係で、年に一回神戸をテーマにしたアート展をやることにしました。キッズからシルバーまで、ビギナーもベテランも、障碍者も参加した開かれたアート展です。年に1回なら出来ると思ったのです。ここで出逢うことを楽しみにしている方は多いです。一番楽しみにしているのは私かも知れません。作品依頼から始めて、1年掛りですが、それを考えれば苦になりません。


ルールは一つ、コメントなんかで相手を攻撃するような無礼な振る舞いはダメというようなものです。神戸好きな人が集まっているのですから、問題はほとんどなく、管理人て楽なもんだと思っていました。それが人数が増えてくると、変な闖入者も出てきたり、若干の論争もあったり、それでも大きな問題と自分が意識したのは、画像のを巡る問題でした。無断転用の問題は少しあるとは思っていましたが、本人が写したものか、転用したものか、許諾を得たものか、そうでないかは外からの判断は難しいのです。メンバーが増えてくると、画像や、著作権に詳しい人、デジタルの専門家も多く無断転用ではないかの報告もあるようになりました。


問題の発端は、「懐かしい神戸」を振り返ると云う形で自分史的な連載が始まったのです。自分やご家族うちは良かったのですが、学園祭の写真が掲載され、「私の顔写真が無断で写っている」と同窓会で問題になっていると報告があったのです。報告があれば対処しなければなりません。注意メッセージをしたのですが、それを見ておられず、報告者からは削除されていないと催促、問題になっているような投稿分は削除、投稿者からは遅れてスイマセンでしたのコメントがあったのですが、チョット不満のようでした。次の投稿の画像が大変だった。人物が特定出来なければいいとだけの乱雑な加工。写っている人たちは自分だと分かります。目線を消した犯罪者扱いのような画像に立腹は当たり前、他のメンバーからも苦情が、余りにも問題が多いので連載ストップを言ったのですが、連載を継続。やむなくその方をブロック(メンバーーから退場)しました。変な闖入者は即ブロックでしたが、投稿を巡ってブロックしたのは初めてでした。


 削除・ブロックにはその報告が義務付けられています。該当するルールがなかったので、「肖像権・著作権の侵害」のルールを付け加えてのです。この大上段のルールール発表はまずかったと反省しました。

 全ての画像には著作権がありますとすれば、画像は利用できないのかと、今までの投稿に間違いはなかったのか不安に思う人もあります。投稿の委縮を招きかねません。同時にこのことだけを注意すれば、安心して使える画像はいっぱいあります。それを同時に添えなければいけなかったのです。

 また一般論で何ぼ注意喚起しても脅迫しているようなものです。当然画像に関する報告が増えました。画像や著作権に詳しい人、知らないことから拾い画像をしている人、知っていてもデジタル的にどうしていいのか分からない人。メンバーが増えれば多様です。私だってSNSを始めた時は、著作権のあることは知っていましたが、サイトもとに辿り着く方法、フリーにも色んな制限があることは知りませんでした。このサイト(神戸が主です)に合ったルール作りが必要と感じました。多分、商用加工の人はいないでしょうし、SNSアップで有料を使う人もないでしょう。


報告に基づいて、個別事例に当たっていくうちに、私も勉強になりました。画像だけに目をやってはいけない、文章との関連、神戸愛のあるものかどうか、全体の文脈で判断しなければならないことなどです。。表現の自由と大上段でなくても、利用する側に立って考えるが基本です。管理側から考えると、管理の管理、禁止規則がやたら増えるだけです。学校の校則みたなサイトが目的で起ち上げた訳ではないのです。


という訳でルール作りの前に、反省を込めてメンバーに告知した投稿作業です。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る