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「ひっ、ひひひっ⋯⋯お”ぐッ⋯⋯⋯⋯はぁ⋯⋯はぁ⋯⋯また、まけちゃったでござる”⋯⋯」


「んーーっ!んーーっ!」


「蘇生⋯⋯蘇生⋯⋯」


「ンンンッ⋯⋯!」


「ひひっ、ひひひひひっ⋯⋯何度でも蘇るでござるなぁ⋯⋯」


「んッ⋯⋯!?」


「攻撃するでござる⋯⋯オ”ッ⋯⋯!攻撃で、ござる⋯⋯!今度は、まげな”い”で、ンゴォッ⋯⋯!オ”ッ⋯⋯!」


「んーーッ!」


「んひっ⋯⋯!イ”ッ⋯⋯!ひひひひっ⋯⋯ひひっ⋯⋯まげぢゃう”⋯⋯また⋯⋯まげぢゃう”ぅぅッ⋯⋯!」


「ーーーッ!」




攻撃と蘇生を繰り返し、何度も何度も同じことを繰り返す。


繰り返し、繰り返しても結果は変わらず、同じ終着点から再びやり直す。


無限ループ。


その意思で終わらせるまでバトルフェイズは終わらない。




⋯⋯⋯⋯。



⋯⋯⋯⋯。



⋯⋯⋯⋯。




終わりにしよう。


そう思った。


しかし、”それ”が目に入った。


自分の大好きなカードの隣に並んべて置かれていた、そこに置かれていなかった物を。



ガタリッ。



握り締めていた護身用のスタンガンが手から滑り落ちて床に落ちる。


悟る。ああっ⋯⋯。私はとんだ勘違いをしていた。


気絶して床に倒れ伏す彼を見る。


私はなんてことをしてしまったのだろうか。


そうだ。彼は私を裏切ってなどいなかった。


勘違いだった。


どうしようどうしようどうしよう。


私はどうしたらいい。


どうしたらいいのだ。


こんな真似をして彼にどう謝ればいいのか。


分からない。どうすればいいのか分からない。



完全に気が動転していた。



どうするどうするどうする。まずは⋯⋯そう。彼の無事を確認しなければ⋯⋯身体に異常がないかどうか、それの確認を⋯⋯とりあえず服を脱がして⋯⋯早く。早く脱がせて脱がせて⋯⋯あっ⋯⋯!こ、ここここここ、これ、これは⋯⋯!彼のアッーの欲神竜⋯⋯!わわわわわわわわわっ⋯⋯!えっ、あ、ああ⋯⋯これって、こんな風に⋯⋯な、なるほど⋯⋯大丈夫かな?なんの異常も無いかな?大丈夫?大丈夫?ちゃんと反応する?えっと⋯⋯お、おおおお!?!!!攻撃力が上がった⋯⋯!?す、凄い⋯⋯どんどん成長していく⋯⋯わぁああああ⋯⋯えっと待って⋯⋯これなんだか凄く苦しそうで⋯⋯もしかして異常が起きてるんじゃ⋯⋯?不味い不味い不味い⋯⋯!な、なんとか⋯⋯なんとかしないと⋯⋯!えっと、どうしたら⋯⋯これを何とかするにはどうしたら⋯⋯とりあえず撫でてみて⋯⋯収まれ⋯⋯収まれ⋯⋯あっ、いや、違うの!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!もうこれ以上攻撃力上げないで⋯⋯!ダメ⋯⋯!ダメ⋯⋯!お願いお願いお願い⋯⋯!収まって⋯⋯収まって!うううっ、だ、ダメだ⋯⋯どんどん攻撃力が上がっていっちゃう!どうしたらいいの⋯⋯攻撃力を下げるには⋯⋯あっ、ダメ⋯⋯!こ、このままじゃ爆発しちゃう⋯⋯!うっ、うううっ⋯⋯!鎮まれ⋯⋯鎮まれ⋯⋯!わっ、わぁああああっ!?!!爆発しちゃったァー!?あっ、あっ、あっ!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!でも⋯⋯これで⋯⋯えっ!?全然攻撃力が下がってない!?そ、そんな⋯⋯!す、すごい⋯⋯(むずっ)こ、この攻撃力を収めるためには私も覚悟を決めないといけないのかも知れない⋯⋯大丈夫⋯⋯大丈夫⋯⋯私が⋯⋯これは私がなんとしないといけない⋯⋯なんとか⋯⋯なんとか⋯⋯そう⋯⋯仲間のために⋯⋯仲間とのキズナを守る為に⋯⋯!スピードワールドセット!ライディングデュエル!アクセラレーションっ!うぐぅぅぅっ⋯⋯!な、なんて衝撃ッ⋯⋯!これが本番のライディングデュエルッ⋯⋯!はぁ⋯⋯はぁ⋯⋯!こ、こんな程度で怯んでちゃダメだ⋯⋯!なんとかしてこの攻撃力マシマシのアッーの欲神竜を倒さないと⋯⋯!それで私は必ず彼を救ってみせる!シンクロ召喚!ギガンティックファイター!攻撃!攻撃!イケッ!イケッ!んあっ、らめっ、負けちゃうっ⋯⋯負けちゃう⋯⋯負けちゃダメなのに⋯⋯負けちゃう⋯⋯!攻撃力が高すぎるっ⋯⋯!でもまだ!ギガンティックファイターは何度だって蘇る!イケッ!攻撃!イケッ!イケッ!勝てない⋯⋯また負けちゃう⋯⋯!負けちゃう⋯⋯!でもまだ!まだまだまだ!蘇生!蘇生!蘇生⋯⋯!攻撃!攻撃!攻撃!ひっ⋯⋯ひひひっ⋯⋯ひひひひひひひひひひっっっ!!!!



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