【マヤ・ザネシアンは最強過ぎて乙女ゲーの悪役令嬢が務まらない】~転生して赤ん坊の頃から魔力を鍛えた廃ゲーマーは無敵のアンデッド軍団を従え無双する。追放先で魔王ムーブするつもりが不死女神と崇められた件~
第39話 吸血鬼の女王様は、死霊達の女王様からお仕置きされる
第39話 吸血鬼の女王様は、死霊達の女王様からお仕置きされる
王都にある貴族屋敷の
辺境伯領にいるはずの
ゼロサレッキの空間魔法で、遠路はるばるワープしてきたのだ。
「さて、エロイーズ。素直に反省してお仕置きを受けるなら、罰を軽くしてあげてもいいわよ?」
マヤは空間魔法で、木製の
ひと振りすると、ヒュンと風を切る物騒な音がする。
【
ここでエロイーズは、判断ミスを犯す。
逃亡を
背中から
しかし――
「どこへ行こうというのかしら?」
「あっ! うっ! ……動けませんわ!」
エロイーズは全身の自由を奪われ、硬直した。
【
対象
「逃亡しようとした分、罰は追加ね。壁に手をついて胸を張り、お尻を突き出しなさい」
「か……体が勝手にぃ~」
屈辱的なポーズだが、エロイーズに拒否権はない。
大きなお尻が、プリンと突き出される。
彼女のボンデージ風衣装は、
「
どう見ても、女王様なのはマヤの
「ごめんなさい~、ご主人様~。もうしません~」
「もう、遅いわ」
マヤは勢いよく、
パァン! という破裂音と共に鞭が食い込み、エロイーズの巨尻が波打つ。
「あひぃいい~!」と悲鳴が上がるが、マヤは2発、3発と連打していく。
エロイーズの眷属達は部屋の隅で固まり、怯えた様子でお仕置きを見守っていた。
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20分後。
マヤは椅子に座っていた。
尻を真っ赤に腫らしたエロイーズによる、人間椅子である。
彼女は涙とヨダレを垂らしながら、「はあ♡ はあ♡」と
どうやら途中から、お仕置きが快感になってきてしまったらしい。
本当に、どうしようもない変態である。
「それじゃ、王宮関係者の眷属化は進んでいるのね?」
「それは、
「宰相や将軍などの要職を、押さえていないのはなぜ?」
「だってえ~。宰相はジジイだし、将軍はブ男なんですもの。いまいち、血を吸ってやろうという気が……きゃん♡」
マヤは平手で、エロイーズの尻を打ち
「
「ええっ!? 嫌ですわ! それだけは、ご
マヤからのお仕置きは楽しんでいる
今後は真面目に王宮への工作に取り組むことを約束し、許してもらえた。
それとエロイーズの眷属達が、マヤのことを「女王様」と呼ぶようになった。
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エロイーズへの
馬車で5日の距離も、ゼロサレッキの空間魔法でワープすれば
この便利なワープ魔法だが、欠点もある。
ひとつは転移先に、配下の
もうひとつが――
空間の穴から出て自室の床を踏みしめた瞬間、マヤは立ち
ゼロサレッキが慌てて異空間から出現し、白骨の手で
「やはり空間転移魔法は、莫大な魔力を消費してしまうわね。短距離ならともかく、王都までの往復はキツいわ」
『申し訳ありません。お嬢様に、多大な負担をおかけして』
「いいのよ、これくらい。いつも私のために魔法を行使してくれて、助かっているわ」
『
「ダメよ。ここぞという時に外さないと、面白くないわ。それにこれは、旦那様から買ってもらった品ですもの」
ゼロサレッキから指差された【魔神のエンブレム】を、マヤは
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