第29話 手料理
今日は、朝もはよから母がお料理をしておりました。
前日から下拵えは進めていたので、何を作るかは一目瞭然。あたしの大好きな、母の料理のひとつ、「きのこ飯」であります。
どのくらい好きかといいますと……。
たまに母と険悪になり、もう病院の送り迎えなんかしてやるもんか(怒) と思っても、「あ、でもきのこ飯作ってもらいたいしなぁ……」と溜飲が下がってしまうほどのものですw
母の作る料理は、その殆どがあたしに継承済みであります。
しかし、この「きのこ飯」だけは、まだ自信がありません。作り方の手順は概ね把握しているのですが、細かい部分での所作というか一手間や勘所がまだ掴めていないというのが現状です。そのうえ、「母が作ってくれた」という要素が、あたしでは再現できないのでw 同じ味にはならないのでしょう。
きのこ飯とはいいますが、みな様が知っている料理では多分「鶏五目飯」が一番近いと思います。今、調べた限りでは全くと言っていいほど同じものでした。
◯材料 鶏肉、干ししいたけ、ごぼう、にんじん、あぶらあげ
見事に鶏五目飯ですね。
こだわりポイントとしては、普通のしいたけではなく干し椎茸を使い、その戻し汁をだし汁として使うという点でしょうか。
そして最大の相違点として、うちの場合は「もち米」で作るという点にあります。
せいろで蒸し上げたもち米の飯に、あらかじめ別な鍋で作っておいた具材を混ぜ合わせて、仕上げに再度蒸し上げます。その手順が少々面倒なのですが、やはりもち米で作らなければうちの「きのこ飯」にはならないのです。
これ、とても美味しいので毎回食べすぎてしまうのですが、もち米を食べすぎると猛烈に腹が苦しくなります。もち米は腹の中で膨張するので、十分に注意してください。
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