異世界心中

僕たちがいた異世界

あそこには右も左もない

ただ空虚な時間だけがすぎていた


君の言葉は本心から?

君の紡ぐ言葉に色を感じなかった


僕にとってあの異世界は甘い蜜の味

甘い蜜だけを吸おうとしたから

壊れたのかな


あの異世界で君となら

悲しい出来事さえも

美しい音色に変わる気がしていた


ただそんなものは全部まやかし

幻想から抜け出せなかった私


美しい音色なんて1ミリも聞こえなかったことに

私はただひとり打ちひしがれた


未来なんてないとサヨナラを告げた

言葉をなくして涙が溢れた

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