2.夜のりんご飴

夜の祭りのざわめきの中

子供が手にするりんご飴

まるで小さな宝石のように輝く

甘い香りが広がり、笑顔が弾ける


けれど、一口かじると

硬くて冷たい現実が待っていた

甘さの中に隠れた酸味が

子供の心を少し戸惑わせる


だが、次の瞬間

鮮やかな赤が目に映り

その光に惹かれて再びかじる


小さな冒険が口の中で広がり

祭りの夜も色とりどりに染まっていく

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