陰キャウォーズ〜犯罪者に仕立て上げられた無能陰キャ達(本当は超有能)は美少女天使に導かれ努力チートでクズ共を蹂躙する〜

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第1話 正当防衛で逆切れする陽キャと救いの天使

いつも同じ夢を見る…

「四肢をバラバラにされた気分はどうだ?バカ野郎」

「くそっ…くそがあ!どうしておれがこんな目に…妻の仇に殺されるなんてよぉ…」

「どうしてか…本当に検討も付かないか?」

「このイカれた殺人鬼が!妻を殺しやがって!殺しや拷問が妥当なわきゃねぇだろうが!殺してやるっ、殺してやるぞ…」

「こいつがお前の育ての親か…やはり生きる価値がないな、見た目だけ綺麗でも中身がゴミなら死ぬべきだ」

「あぅ…あぅぅ」

まだ幼い天使の少女は怯えた様子だ。

このバカ野郎とこの前駆除した妻は何の罪もない、天使のソインちゃんを嫌がらせの為だけに攫って虐待した極悪人だった。

僕はソインちゃんに言われたのだ。

「たすけて」と…。

「待てっ!俺は何の罪もっ!」

「被害者がいるんだぞ?通らないだろ?それは…妻と同じ所に送ってやる【天獄】」

「やっ、やめ!」

男は渦の中に吸い込まれた。

「この攻撃は極悪人には効かない。お前のようなバカゴブリンにしかな。見た目が綺麗ならバレないと思ったか?「天獄」はお前みたいなクズにしか効かず悪意が無くならない限り寿命を超越して永遠に苦しみを与え続ける技だ。ソインちゃんはお前たちによってそれ程までに苦しんでいたんだ。じっくり味わうと良い…」

「おにぃちゃん…おわったの?」 

「君を誘拐したバカ共はちゃんと駆除した。でもゴブリン自体は事実の隠蔽によってまだまだ蔓延っているからね。安心できないな」

「だったら…わたしがゴブリンをたおす!それがおんがえしに…なるよね?」

「恩か…別に僕に返さなくていい…でもね別の困ってる人を助けてあげて欲しいな…」

「えへへっ!コノエおにぃちゃん!いつかわたしが一人前になったら…絶対会いにいくからね!待っててね!」

「…うん、約束だよ」



ガバッ

「またこの夢か…僕に感謝してくれる人なんている分けないのにな…」

僕の名前は葉月コノエ。

どこにでもいる普通の大学生だ。

この世界は性格が明るくない人間に冷たい。

何の罪も犯していない僕らを陰キャ呼ばわりする人間で溢れかえっているのだ。

じゃあ明るい性格の人間が偉いのか?

否である…なぜなら、

「いやーーー!助けてーーーー!」

「ハイスペックでイケメンの俺様が彼氏になってやるっつってんだぞ?何嫌がってんだ?今ここでヤってやろうか?」

僕みたいな暗い性格の人間には優しいものが多いが明るい性格の人間は平気で悪事に手を染めるからだ。

陽キャは悪い意味で勇敢だから平気で犯罪を犯す事ができる。

おまけに拒絶しようものなら逆ギレする始末だ。

「そこのクソ陽キャ!やめるんだ!この、ぼ、僕が来たからには馬鹿げた真似はさせない!」

「何この陰気くさい男…構わないでよ…」

「は!?うぜぇ陰キャだな、殴られてぇのか!?あぁ!!」

殴ってくる陰キャの攻撃を躱し…

「一発は一発だからな?」

正当防衛として反撃した。

「あひぇっ!?!?」

バカは僕のパンチによって砕け散って肉片になった。

毎度の事だけど弱すぎるだろ…とても同じ人間とは思えない。

まぁ害虫未満のゴミ野郎だけどな。

耐久力も虫並みだったって事で。

「だ、大丈夫かい?お嬢ちゃん、ひひ、こ、この僕があの悪人を打ち倒したからもうおびえなくて…へへ…」

「近寄らないで!この人殺しの不審者!人の命をなんだと思ってるのよ!」

この始末である。

何の罪も犯していない僕みたいな人間を難癖つけて責める…世間にはそういう人間しかいないのだ。

命の恩人に対して的外れな誹謗中傷をする。

神にでもなったつもりだろうか。

いつもだとこのあたりで警察がやってきて無実の僕を捕えようとするはずだ。

「女性の悲鳴が聞こえたと思ったら…指名手配の殺人陰キャじゃないか!まったく!陰キャしか犯罪を起こさないっていうのはどうやら本当らしいな!」

今までも大概だったが最近悪質なデマが流された。

【幸福な人間は罪を犯さない、罪を犯すのは現状に不満がある人間だ。故に犯罪者には陰キャが多い】という完全なデタラメである。

だから僕らみたいな性格の暗い人間はひたすらに疑われ嫌がらせをされる。

あぁ今日最悪だったな。

害虫の如く湧くレイプ魔の陽キャを見かける度に駆除していただけなのにこのあんまりな扱いに…

毎度の事ではあるが辟易としていた。

僕は銃を発砲してくる警察に対して正当防衛で各個撃破していた。

その時だった。

天から光が差し、そこから爆乳の天使が現れたのだ…

「コノエお兄ちゃん!ようやく見つけたよ!1人でよくがんばったね!わたしが来たから…もう苦しまなくていいんだよ!」

「えっ…夢に出てきたソインちゃん!?成長してる!?」

ソインちゃんは輝きを放った…すると一声に苦しみだした。

可愛らしい童顔のまま肉感的に成長した彼女は醜いものしかなかった世界には刺激的すぎた。

もっとも

「お兄ちゃんをいじめちゃ…めっ!だよ!【スターライト】!」

「眩しい…痛っ!体が焼けるううううう!!!!!」

「ぐへえええええあ!!!死んじまう!溶けるーーーーー!!!!」

「いや〜〜〜〜〜〜〜!!!たすっ!助けっ!ぴゃん!」

これからバカ共には刺激的な目にあってもらうのだが…

女と警官達は一瞬にして溶解し全滅した

「あの数が多くて厄介な警官が一瞬で…すごい…」

「お兄ちゃんに貰った力だよ?わたしなんてまだまだだよぉ」

「生憎だけど…人違いじゃないかな?僕に力なんてないよ…」

「うーん、やっぱりゴブリンの隠蔽のせいで勘違いしてるね」

「やっぱり人間じゃないのか!?あいつら!?」

「そうだよ!ゆっくり話したいし君の家行っていい?」


「性格の悪い人間は全員ゴブリンが擬態していたものだって?」

「そうだよ、醜いゴブリンだからこそあそこまで酷い嫌がらせが平気でできるんだよ。このままゴブリンが人間を根絶する前に救いに来たんだよ!」

「じゃ…じゃあ僕はゴブリンじゃない人間なのか?」

「お兄ちゃんは列記とした人間だよ。先祖が美人を強姦し続けた影響で今のゴブリンは見た目だけは綺麗なんだ。わたしはあいつら嫌いだし許せないよ。お兄ちゃんみたいな優しい人間を苦しめて成長の機会まで奪っちゃうんだから」

「成長の機会?僕が不甲斐ないのは自分のせいだと思ってたけど…」

「人間はね…仲間と力を合わせる事でどこまでも成長できるんだよ!でも人間を嫌うゴブリンに嫌がらせをされた。この世界にはほぼゴブリンしかいないから人間が強くなる事はほぼ不可能なはずだったんだ…でもわたしは諦めたくないよ!わたしが仲間に…ううん恋人になるから一緒に特訓してゴブリンを根絶しよう!お兄ちゃんなら絶対できるよ!」

「えっと…それって命懸けだよね?僕は人間不信だけどそこまで言うなら信じるよ。恩もあるしね。でもちゃんと約束は守ってよ?僕が満足できるくらい素晴らしい恋人で居ること。それと僕を裏切らないでね?」

「お兄ちゃんは優しいね!ゴブリンに酷い目に遭わされ続けたのに人助けを続けて見ず知らずのわたしの事まで信じてくれるなんて…お兄ちゃんを好きになって良かったなぁ…」

(買い被りすぎだよ…我ながら最低な発言だと思ったのに…)

「お兄ちゃん考え事?」

「ううんなんでもないよ、特訓は明日からにしようか」

「うん!よろしくね!」

「そうだ、一応自己紹介しておこうか、僕の名前は葉月コノエ」

「わたしはソイン!一緒に強くなろうね!」

こうして僕とソインの特訓の日々が始まった。

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