『注目の作品』と☆(星)②
前回は尻切れトンボになってしまい、大変申し訳ございませんでした。『代表作』に気づいていただくために『導線』を確保するというお話でしたね。
『導線』は短い作品でよいと思います。例えば1話完結なら、それほど執筆時間も削られませんし、読む側のことを考えても、長編を読む前の『お試し版』として、気軽に触れてもらうことができますからね。
短編やショートショート、ちょっとしたエッセイなどがおすすめです。無理のない範囲で、ホーム画面にほかの作品も置いてみましょう。
その際、一番読んでほしい作品を『代表作』に設定するのをお忘れなく。ホーム画面の目立つ場所に配置されるので、訪れた方の目に留まりやすいはずです。
また、作品が複数書けたら、『コレクション』の設定をするのもおすすめです。『コレクション』というのは、自分の投稿作品を系統別にまとめて表示する機能のことです。これにより、ホーム画面に並ぶ作品がグッと見やすくなります。
例えば『ショートショート』というコレクション(小さい本棚のようなイメージ?)を作って、その中にショートショート作品を入れます。すると、ホーム画面を訪れた方は「おっ、この辺がショートショートのやつだな」とひと目で把握することができます。
コレクション名は自由に設定できます。中には一風変わったコレクションを作る方もいらっしゃいますよ。あなた色のホーム画面にカスタマイズしてみましょう。
①『導線を増やす』についての説明は以上です。回をまたいでしまいましたが、作戦②へと参りましょう。
②「☆をください」と直接アピールする
『注目の作品』に載るために☆がほしいなら、「☆がほしい」と書いてしまえばいい――。シンプルな考え方の作戦です。主に作中の切りのいいところで、文末にメッセージを添えるのです。
切りのいいところというのは、章の終わりや、物語が一段落したところですね。例えば『異世界ファンタジー』だと、一人目の中ボスを倒したあたりでしょうか。
では、具体的にはどのようにアピールするのでしょうか。勝手に人のアピールを拝借してよいものか判断しかねますので、申し訳ございませんが、僕がかつて使っていたアピール文を例として載せたいと思います。
*
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・
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(ここまでは小説本文です)
『第2章 お姉ちゃんは学ランヤンキー⁉』 -完ー
♢♢♢♢♢
【あとがき】
第2章までお読みいただきありがとうございます。
『自分も
『
もしそう思っていただけましたら、お手数ですが☆での評価をしていただければとても嬉しいです。モチベーションUPは作品のクオリティ向上にもつながります。
以下の作品ページ『レビュー』からお願い申し上げます。
https://kakuyomu.jp/works/16818093073842177827
ここまでお読みくださり、本当にありがとうございました。
――――十文字ナナメ
*
こんな感じのアピール文を、各章の終わりに入れていました。僕もそうでしたが、『あとがき』として、本文と明確に区切って行う方が多いようです。
盛り込まれている情報は、次の5点ですね。
・本文との区切り(♢♢♢♢♢など)
・ここまで読んでもらったことへのお礼
・☆を入れていただく基準を具体的に
・『☆コーナー』のある『作品ページ』へのリンク
・最後にもう一度感謝の言葉
人によってやり方は様々ですが、
それぞれの項目を詳しく解説してもよいのですが、あえてやめておきます。サンプルを載せるに留めておきたいと思います。というのはですね……。
この『アピール』に効果があるという明確な根拠は、たぶん存在しないからです。先輩方の創作論をいくつか読み
仮に☆をいただくことができても、その方がアピールをきっかけに入れてくれたかどうかまでは分かりませんからね。確認できない以上、効果があるとはっきり言い切ることができないのです。
実際、僕もアピール作戦は半月ほどでやめてしまいました。上手なアピール文を書ける方がなされば違うのかもしれませんが、「そんな名メッセージが書けたらそもそも☆のことで悩んでないわい!」という話です。例によって良い例になれず申し訳ございません……。
この『アピール』という行為には、まー本当に色々な考え方があるみたいです。「少しでも効果があるならやるべきだ」というカク人から、「アピールがあると物語の余韻がなくなる」というヨム人まで様々です。きっと正解はないのでしょう。
ですので、僕はただ『アピール』という選択肢をご提案するに留め、実際に使うかどうかは皆様のご判断にお任せしたいと思います。色々考えた結果、それがベストかなと思いました。
では、前回・今回のまとめです。
・『注目の作品』欄はカクヨム様の一等地
・載るためには☆が必要
・『代表作』へと導く『導線』を書く
・あとがきなどで適度にアピールする
最後の項目については、作品中ではなくプロフィール内でもいいかもしれませんね。☆に対する作者としての考えを示しておくのはアリだと思います。
☆の数や閲覧数など、『ワークスペース』を開けば真っ先に目に入る数字――。時には人と比べてしまうこともあります。
ですが、数字はあくまで数字だと僕は考えます。人と比べてヘコむためのものではなく、創作の一助として利用するものに過ぎません。反省や分析はしても、出口のない後悔はしたくないものです。
この文章を読んでくださっているあなたも、少なくとも最初は楽しむためにカクヨム人となったのだと思います。僕も同じです。正直たまにすべてを投げたしたくなる時もありますが、お互い楽しむことを忘れずに、自分のペースで頑張りましょう!
次回は『さいごに』です。それでは失礼します。(2453文字)
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