クラス転移したら、成り行きで魔王『軍!?』を養うことになりました。
桜田かける
10年後のとある出来事
ある世界で、青空を見上げている一人の男がいた。
「あれから10年も経ったのか」
「そのようじゃな」
ツノの生えた一人の少女が彼に話しかける。
彼女もまた、彼と同じ青空を見上げていた。
「昔じゃ今の生活なんて考えられなかったよ……」
「妾もじゃ」
二人は同時に笑った。
「それにしても良いのか?お主……あの提案を断って」
「いいんだよ。僕は今の世界……いや、この生活が気に入ってるんだ」
「そうか……」
一度男の顔を見た少女はその答えを聞いて安心したのか再び青空を見上げる。
「もう一度……あの日々を話さないか?」
「……面倒じゃぞ……」
「まぁまぁ……確かに煩雑かもしれないけどさ……」
「……冗談じゃ。ちょうど暇じゃし、話そうではないか」
そしてこれから語られる物語は、一人の少年の……養いの物語である。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます