第6話 ベランダから見る

何故か以前に住んでいたマンションの部屋から外を見る。

外は嵐が来ているのか真っ暗でかろうじて雨が叩きつけるように降っている。


そんななか、遠くに在るはずの白い塔のモニュメント?が見える。

本来は人の背丈ほどが、マンションをゆうに超えて、そしてマンションのすぐ側に建っている。

よく塔を見ると頬が痩せこけた老人の顔だったと気づいてしまった。


そうすると認識したのが分かったのか、塔が


にたぁ


と笑った様に顔を歪めた。


内心どうしようと焦ったが、外に出なければ大丈夫と分かっていたので窓の鍵がかかっているか確認した。


夢だと気がついた

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