第30話 エピローグ的な何かかな?
栗島勇side
「……」
「……今回はゆうちゃんに母命令をしたのは初めてかもね」
優しい笑顔で勇の瞳を見る。
「……」
勇は
「……(母命令されなくても僕はまりあちゃんを命をかけて守るから大丈夫だよ)」
勇の紙を読んで優しい表情を見せる。
「それじゃあわたくしは家に戻るから」
「……」
勇は無言で頷いた。
「ゆうちゃん、本当に困った時は遠慮なく相談しなさいね」
優しい声で
「……」
勇は無言で頷いた。
「それじゃあね。ゆうちゃん」
「……」
この後の話だが、3人の部下さんは施設に戻ったら施設の機能が停止しており、施設の人が閉じ込められていたため、急いで周辺の人に助けを呼んだりして、何とか救出することができた。
怪我人はいたが幸いにも死者はいなかった。
後は施設にあるダンジョンの資源、アイテムが使い物にならなくなったりしていた。
さらに施設にいた職員の能力、魔力も失われていた。
結果として施設はこの町の働き口であり大きな収入源であった物が失われた。
ちなみに施設を経営、管理していたのが黒巣の父であった。
ここからどうなるのだろうか。
一方、天界側3人の神様は天界、地上世界に感情的かつ身勝手な天変地異をおこしたため、上の人にこっぴどく絞められた。
3人の神様はここからどう動いて行くのか。
栗島家は2時間後には
祖母、叔母、母、姉、妹はどこかへと出て行った。
「……」
2時間ぐらい勇は適当にどこかに出歩いていた。
勇は音も気配もなく自分の部屋を開けると
「お帰り、ゆうちゃん」
何故か真理亜が勇の部屋にいた。
「……」
なんでいるんだろうと真理亜を見る。
「どうして私が勇の部屋にいるのは、ありあちゃんが2時間後に勇ちゃんは必ず帰って来るからと言ってたからだよ」
怒った表情で言う。
(ありあちゃん)
勇は困った表情をする。
「早速だけど格ゲーするぞ」
勇の部屋のテレビにはゲーム機が準備されていた。
「……」
勇は嫌そうな表情をする。
「姉命令だよ!!」
「……」
勇はジト目で真理亜を見ながらゲームのコントロールを持ち始める。
「それじゃあ、ぼこぼこにしてやるから覚悟しなさいね」
真理亜はイキイキした様子で勇に話をする。
「……」
勇も優しい表情で頷いた。
ゲームをした後は満足して居間で夕飯を食べて風呂に入りお互いに何事もなく眠りについた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます