第27話 ただ、何となく……簡単に
「……ええと具体的にどれくらい殺されればいいんだ?」
勇は部隊長に紙を見せる。
「……(忘れました)」
「忘れた?」
部下に勇は紙を見せる。
「……(無限にモンスターに殺されたので覚えてません)!?」
部下は読み上げて驚く。
「つまり、能力、魔力を得るにはモンスターに殺されまくって低確率で得ることが出来るってことかな?」
部隊長は勇に聞く。
「……」
勇は無言で頷いた後に部隊長に紙を見せる。
「……(はい、かなり低確率のモンスターによる死にガチャですね)」
部隊長は読み上げて寒気と恐怖を感じた。
「……痛みはあるんだよね?」
部下はこわばった表情で聞く。
「……」
勇は無言で頷き部下に紙を見せる。
「……(痛みはあるし
部下は読み終えると恐怖で手が震え始める。
「……どうやってそんな無謀な方法を知ったんだ?」
勇は部隊長に紙を見せる。
「……(師匠から聞きました)!?」
勇はさらに紙を見せる。
「……(だから、実戦しました)」
(((そんな簡単に実戦出来ないだろう)))
3人は驚く。
「理由があって実戦したんだよね?」
部隊長は勇に聞くとすぐに紙を見せる。
「……(そうです)」
「理由は?」
部隊長は勇に聞くと紙を見せる。
「……(師匠を倒すためと無限の空間ダンジョンをクリアするためです)」
部隊長は読み終える。
「「「……」」」
3人は無言になる。
(……勇君はいったいどれだけ過酷なことをしたんだろうな)
(……かなりクレイジーなことをしていますね)
(……やばいな)
3人は小さな声で話すと勇は紙を見せる。
「……(改めて、仕事の件は家に帰ってから家族にお話をお願いします)」
「「「……」」」
3人は無言で頷いた。
「ところで勇君、施設はどうなってるんだ?」
気になることを聞くと勇は紙を見せる。
「……(施設の中の機能は停止して、ダンジョン産の資源やアイテムは能力を失っています)!?」
「いったい何をしたんだ?」
部隊長はすぐに勇は紙を見せる。
「……(SSダンジョンコアに魔力をこめて
「「……」」
2人の部下は状況を処理出来ずに無言になる。
「……魔力を込めたって、言ってたが地上世界では!?」
部隊長に勇は紙を見せる。
「……(僕はどうやら地上世界では無条件で魔力は使えるみたいです)!?」
「……どうして使えるんだ?」
部隊長は言う。
「異世界人の話しだとダンジョンで100%出力できるが地上世界だと10%ぐらいしか無理と言ってたはずですよね」
「異世界人の話しだと常識であり、絶対に地上世界では11%以上の魔力、能力は出せないと言ってましたな」
2人の部下も言葉にすると勇は紙を見せる。
「……(あ、異世界人の話しはあってますね)」
「あってる?」
部下は言葉の意味を理解出来ずにいる。
「……どうやればそんな魔力を出力するんだ?」
部隊長に勇は紙をすぐに見せる。
「……(簡単です)」
すぐに部隊長に2枚目の紙を勇は出して見せる。
「……(無限の魔力を持てば出力すれば10%でも全然行けますよ)」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます