第3話 同じ高校になった

京都駅の地下街のセブンでマウントレーニアのカフェラテを飲みながら亜香里ちゃんは「男子の時は充希くんやな」と私に初めて声を掛けてくれた。

「そうですけど君は・・・??」

「めっちゃ緊張してんねんな。今は『美希』ちゃんという本物の女子になれたんやし、これからがJKとしての楽しみが始まんねんで」と亜香里ちゃんは声を掛けてくれたのはめっちゃ嬉しかった。

「美希ちゃんって高校は何処になった??うちは京都ノートルダム女学院高校やねんけど」

一息置いてから私は「うちも亜香里ちゃんと同じ高校になったで」と教えると、「京都ノートルダムの制服ってめっちゃ可愛いねんな」と亜香里ちゃんは興奮したように話した。

「女装ファッションモデルってめっちゃ緊張した事ってあった??」

「勿論あったで。来月からは可愛いモデルさんにもなれるのを楽しみにしてるんやし――」

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