第2話
それは私が生まれる前から、伝えられてきた恋のお話。
織姫と牽牛、愛し合う二人は天ノ川を挟んで離れ離れ。
その二人は、年に一度、七夕の夜にだけ会うことを許されている。
そんな風に育てられてきたからか、私にとって牽牛と織姫は絶対的な存在だった。
でも、私は。
『大丈夫か! この辺りの獣は凶暴でとても危険なんだ。ほら、捕まって‥‥‥って、あれ?』
一族の中の最大の掟を破ってしまった。
『お前、鵲か?」
牽牛に恋をしてしまったんだ。
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