2024/08/30 活動開始2ヶ月記念⑥

活動開始2ヶ月記念のエッセイ更新は今日までです。なぜなら現状、私が管理しているシリーズは今日で全て紹介しきってしまえるからです。


『よい翻訳ってなんだろー?』

https://kakuyomu.jp/works/16818093083000709913


このシリーズを始めた理由は、『私の方がミステリ好きだぞっ!』に似ています。カクヨムに留まらず、商業的に売り出されている作品の翻訳に関して、それって、どうなの?といろいろ考えてみる作品です。


現在更新済みの第1枠は The Beatles の "Ticket to Ride" を取り扱っています。日本語のタイトルでは『涙の乗車券』という訳され方が主流となっています。エッセイの内容としては、邦題は『乗車券』とするべきでしたよね、という感じです。


罪があるのは和名のネーミングにだけであって、曲自体はとってもよい曲ですよ。キャッチーなメロディーと、心落ち着くジョン・レノンさんの歌声は、何度繰り返し聞いても飽きません。Youtubeで無料で聞けちゃいますから、気になった方はぜひ。因みに、私が The Beatles の曲で1番好きなナンバーは、 "Glass Onion" です。


第2枠ではアルベール・カミュさんのデビュー作、『異邦人』を取り扱っています。原題では "L'Etranger" ですね。言葉の意味としては、「旅人」、「移ろい行く人」などもあります。「異邦人」というと外国人のことをイメージしてしまいますが、舞台であるフランスからして外国人であるキャラクターは主人公ではなく、彼に殺されてしまうアラビア人とその仲間達なので、この物語の邦題を「異邦人」としてしまうのは、作品に相応しいピッタリなタイトルであるかと問われると、疑問符を付けざるをえないかもしれませんね。


なお、私が参考にした新潮文庫から出版された、現在一般的に読まれている翻訳版は1960年代に出版された物です。時代柄もあって、原題の意図を無視して、何となくエモーショナルな、何となくよい感じに訳そうとする傾向があるみたいです。


第2枠のエッセイ本編で取り扱っているのはタイトルの話題ではなくて、冒頭のフレーズにある電報の中の1文について考察をしています。私、フランス語とか、ラテン語もちょっとかじってますので。逆にドイツ語とかはあんまり分かんないです。古英語に動詞の活用の仕方が似ていることは知ってます。


もちろん、現代の英語を運用する力は結構あるつもりですよ。もし私に自信が無かったとしたら、私は英訳版なんて更新してるはずないですもの。

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