【土曜日 09:21】元騎士様奴隷を拾ったらダンジョン無双していた。
少し復活したエアコン
第1話
その日、稼いだお金で道を歩いていると珍しく奴隷を見つけた。
「・・・死ね!!」「さっさと、死んじまえ!!」
「国の恥晒しが!!」「裏切り者!!」
酷い罵声が上がっている。
・・・なんのことだろうか?
俺は除いて見ると、そこには奴隷競売に出されている女の人が2人いた。
「って、すげぇ」
新聞で見たことがあるぞ!この国のお姫様とその騎士様じゃないか!!
初めて生で見た。
それにしても、酷い格好だしこの国の姫様と騎士じゃなかったのか?
「・・・」
そこで、俺はあることを思い出した。
__________
人が寄り付き辛く、闇の人間が取引使われることが多い店
そこで、
「これで、奴らに冤罪を掛けてあなた様が国を取ることが出来ますぞ」
と、聞こえていた。
立場も力もない俺は巻き込まれないようにささっとその場を去った。
_________
そういえば、その時に一緒だった美少女が昨日、姫様になってたな。
はぁー、それで
「えっ??」
思わず声が出る。
「よくもこの国を売ろうとしたな」
「この恥晒し!!」「何のために私たちは頑張っていたの!」
野次の声に二人は口を塞がれて何も喋れない。
「ささぁ、この裏切り物を競売にかける時が来たぞ!」
・・・酷いな。
この異世界に飛ばされてから、思うことがあるのだが、この世界の人間・・・と言うより文化は進んでいない。読み書きも出来ない人が大半の上に、技術も魔法頼りだ。だから俺の書いた小説が数少ない娯楽らしくて、あっさり売れたりした。
・・・そのため人々は考えることを余りしないで、今回のように偉い大臣が2人に王子と王、国の転覆を狙っていたと一言だけで信じてしまうのだ。
やばいな、マジで
そして、競売は始まり
余りにもかわいそうだったので、俺が2人を買うことにした。
______
元騎士様「・・・」
元姫様「・・・あ、あの、私のことは好きにして構いません。なのでナツには何もしないでください。」
元騎士様「姫様!!いけません!!」
「・・・とりあえずそう言うのいいから、」
当然こんな2人を買った俺の視線は酷いので、さっさと退散することにした。
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こうして、次の目的・・・商売で稼いだ金で雇って、ダンジョンでさら金儲けをしようと思っていた。のだが、少しのお買い物で、もう自動的にお金が入ってくるようになるのだか、この時はまだ知らない。
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