雲に似合う夏

紙の妖精さん

第1話

夏と瑠璃は、静かな午後のひとときをゲームに夢中になって過ごしていた。二人はお気に入りのゲームをプレイしながら、キャラクターたちと一緒に冒険するのが楽しみだった。


「これ、すごく楽しいね!」と瑠璃が言いながら、画面に映るキャラクターたちの動きを一生懸命に操作していた。


「うん、特にこの猫のキャラ、かわいいよね」と夏が言った。彼女はゲーム画面の中でひょこひょこと動く猫のキャラクターに目を輝かせていた。


その猫キャラクター、ねこまるは、ゲーム内でプレイヤーにヒントをくれる重要な役割を果たしていた。大きな丸い目とふわふわの毛が特徴で、ゲーム内でもとても人気だった。


突然、画面に「ねこまる」の大きな顔が現れた。猫の目がキラリと輝き、彼の声が響いた。


「こんにちはまる!僕はねこまるまる。みんなと遊ぶのが大好きまる!」と、ねこまるが元気に挨拶をした。


瑠璃は目を見開いた。「わぁ、ねこまるが話してる!本当にかわいい!」


夏も笑顔になりながら言った。「ねこまる、今日は何をしてくれるの?」


ねこまるは、ゲーム画面から少し体を伸ばしてみせた。「今日は特別な日まる!みんなが冒険を楽しめるように、いろいろなヒントを教えるまる!」


「楽しみにしてるね」と瑠璃が答えた。


ゲームを進めながら、夏と瑠璃はねこまるのヒントを頼りに次のステージへと進んでいった。二人の心は、画面の向こう側にいるねこまるとともに、ますます冒険に夢中になっていった。

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