第5話 ゾルダの猥談 blaze of wyvern

ブレイズオブワイバーン(ワイバーンの炎) というサブタイトルを略してブレワイ。

猥談がメインタイトルに入っている通りストーリーは大人向けだがアクションゲームとして完成されていてゲーム・オブ・ザ・イヤーをとったりもしている神作だ。

「今日は昨日の配信のコメントでかなり見かけたブレワイをやって欲しいとのコメントにお答えしてプレイをしていきたいと思います!」


▷やったあああ

▷ワイプを付けて

▷ブレワイ来ちゃあああ

▷朗報:ゼロ様はスケベ

▷ゼロ様の顔を見たいです!


「いやぁね、僕もプレイしたかったけど時間が無くてプレイ出来なかったからいい機会だし超楽しみ!あとゲームだから自分の顔は要らないと思って配信に乗っけてなかったんだけど僕なんかの顔を見たいって視聴者が多いから付けるねー。」

「このゲームのメインタイトルの猥談?ってどういう意味なんだろうね。あとなんで僕がスケベってコメントで言われてんの?」


「ほら、僕って全然スケベじゃないじゃん?」

軽く笑いながらそう言うと、コメント欄が一気に盛り上がる。


▷いやいやいや、初配信で孕ませボイス出してた人が何言ってるんだ

▷ゼロ様、それはもう公認スケベです

▷タイトルが猥談なのにプレイしようとする時点でスケベ確定


「みんなさぁ、僕のどこを見てスケベだと思ってるの?普通に清純派なんだけど!」

冗談交じりにツッコミを入れると、さらにコメント欄が賑わう。


「まぁいいや、とにかく始めていこうか!」

ゲームを起動し、画面には雄大なフィールドと美しいグラフィックが映し出される。その瞬間、ゼロは思わず感嘆の声を漏らした。


「うわぁ…これが噂のブレワイかぁ。めちゃくちゃ綺麗だね。さすがゲーム・オブ・ザ・イヤー!」


▷やっぱブレワイはグラフィック神だわ

▷初見でこの反応、可愛すぎ

▷ゼロ様の目にもスケベな景色に映ってますか?


「いやいや、そんな目で見てないから!普通に純粋に感動してるだけだって!」

笑いながらゲームを進めていく。キャラクターを操作してフィールドを探索し、早速敵と遭遇するシーンが訪れる。


「え、待って、めちゃくちゃ強そうなんだけど!」

焦りながらも手探りで操作を覚え、なんとか敵を倒す。


「ふぅ、危なかった…。これ絶対油断してたらすぐやられるやつじゃん!」


▷今の動き良かった!

▷ゼロ様、ゲームセンスあるんじゃ?

▷この調子でどんどん進めて!


「ありがとー!でもまだ序盤だからね。これからどんな展開が待ってるのか楽しみ!」


ゲームを楽しみながら、ゼロの笑顔とテンポの良いトークで視聴者との距離がどんどん縮まっていく。コメント欄の盛り上がりも絶えず、配信はさらに熱気を帯びていった。


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