第3話 配信開始!
配信者はガゥグルに対し身分証明と担当の人に初配信内容のチェックをしてもらう事で収益化が適用される。
身分証明が面倒で金より配信が目的の人達は、こんなことはしないらしいのだがとてつもないメリットが身分証明することにより発生する。
それは初動画または初配信から1週間ピックアップニュースター(略してピクニュー)としてYoiTube(通称:宵つべ)のトップ画面に動画が出てくるようになっているのだ!
そんなこんなでガゥグルに手続きをし初配信を行うことにし1週間ほど前に開設していた
◇
Name:ゼロ様
本日18:00より初配信!
貴重な男の配信者ですよ。っと
お互いに欲を満たし合おうね♡
自撮り写真ⅹ2
◇
初配信者を漁って回っている方々がフォローをしてくださっており500人のフォロワーが配信前から着いている。
男の証明として付けた写真付きの予告ツイートはフォロワーさんたちのおかげか
瞬く間に拡散され、僕の初配信の待機所には既に5000人もの大人数がいる。
緊張で唾を飲み、配信開始ボタンを押してから叫んだ。
「課長おーん!」
◇
▷スタートの合図古っ
▷懐かしい、、
▷早くオスを見せろよォ!
▷あの芸人さん良い夫を見つけてて羨ましい
▷それな。課長が男と結ばれるなんて、、、
▷オスオスオスオスオスオスオスオス…
いやぁ、オス過激派の人と課長ネタをわかる人で盛り上がってくれてて嬉しい。
この世界では課長は女性だけど、トークセンスは変わらないようでゲーム番組を楽しく見させてもらっている。
「どうもみなさん初めまして。今日から配信をはじめようと思います、ゼロです!」
▷孕んだ
▷孕んだ
▷孕んだ
▷声色的に高校生かなぁ〜
▷↑だとしたら可愛すぎる...孕んだ
▷高校生にセクハラすな笑笑
「いやぁ、緊張するなぁ。みなさんも緊張し過ぎですよぉー。声だけで孕むわけないじゃないですかァ。」
うん、自分で発言しながら思う''どうしよ''。
え?何キャラなん?自分はよォ
この世界でビッチキャラは売れるかもだけどそんなキャラで売っていきたい訳では無い...
「キスしないとですよ♡」
▷キスで出来ると思ってるの可愛い
▷ビッチかと思ったけど清純だった
▷ですよ♡って誘ってるんですか?
▷お姉ちゃんとキスちまちょうねぇー
▷↑セクハラやめろ
▷にしても男様の配信者って日本で何人目?
▷4人目やね
「じゃあ、まずは自己紹介からしようか。」
画面の半分をプロフィール、もう半分に自分の姿を映す。
▷きゃああああああ
▷イケメンきたああああ
▷レオ様と同じくらいのイケメン来ちゃ
▷今、ゼロ君とキスしながらタイプしてます
▷↑モニターは雑菌多いから歯磨きしなよ
▷とりあえず孕んだ
▷ご尊顔の公開により同接は5万に
「フルネームは天城
かの有名な沈没船映画の主演の方がレオ様で今世でもハリウッドで俳優として大活躍されている。前世で自分が一番好きな俳優で前世の時も今もレオ様の髪型を真似してたりする
▷ハンバーガー好きでトマト嫌いって女小学生みたい
▷私もキャンプ好きです
▷私も
▷私も好き
▷ゲームってどんなのやるんだろ〜
▷今、流行ってるのだとfpsかLOL?
▷勉強配信ってことはマジ高校生?
「キャンプ好きの仲間も結構いるんだねー。キャンプ好きの仲間たちはキャンプ配信にも来てくれそうで安心しました。
ゲーム配信はその時の気分によるけども色んなゲームやろうと思うよ!ただ、しばらくは1人でやるゲームだけする予定だからいま流行ってるfpsもLOLも今はやらないかなぁ〜。」
自分の力だけで視聴者も稼ぎたいし、この世界で男の自分が他人と関わるとろくなことにならないのは目に見えている。
「あっ、男子高校生ですよー。
高校までは勉強しなくても入れる仕組みだけど、大学からは通いたい場合はしっかりと女の子と同じ試験を受けて同じ合格ラインで戦わなきゃいけないから勉強頑張ってます!」
▷頑張れ!!
▷男性でも努力が必要なんだ、、、
▷大学は研究機関だからね、男性でも意欲のない人は要らないってこと
▷私も受験生です!
▷あ、ASMR配信はプロフに書いてありますけどやるんですか?!
「僕は高校1年生だから受験は2年後だよ。
まだまだ時間はあるから少し楽だね。あとASMR配信は週1で金曜の夜にでもやろうかなーって思っているよ!1週間お疲れ様ですっていうのとみんなに安眠して欲しいという気持ちでやらせて頂きます。」
▷なんて健気な
▷優しすぎる...孕みました
▷↑どうセクハラする流れになるんだ笑笑
▷ASMRはシチュボ的なこと?それとも雑談しながら音を出す感じ?
「うーん。基本的には雑談しながら気持ちのいい音を出すASMRかな。ただリクエストとかあったらシチュボ配信とか販売もありかなぁ。」
「そうだ!最後に1つ告知します!概要欄に配信リクエストサイトを置いときました。そこから魅力的に感じたテーマを選んで配信に採用することもあります!是非ご投稿お待ちしてます。」
▷えっ?もう終わっちゃうの?
▷どんなテーマ送ろっかなぁ
▷エルデンソウルとかやって欲しいなぁ
▷ブレワイとかやって欲しい!
▷受精配信とか
▷溺愛彼氏ボイスお願いします
みんな沢山の意見送ってくれて嬉しいなぁ。
「今日は自己紹介配信だからここまで!見てくれてるみんなありがとう。この配信の拡散や、切り抜きバンバンお願いね!
じゃあ明日は日曜だしお昼の2時からゲームでもやろっかな!」
最後にサービスしてあげよっか。
吐息を込めまくって囁く
「おやすみ、愛してるよ。」
母さんの部屋からキャーー♡っと聞こえたのはスルーしておこう。
▷結婚しよ
▷寝れるわけないでしょ
▷濡れた
▷受精した
▷産まれた
▷↑下二つは黙った方がいい
相変わらずのコメント欄をみて微笑みながら配信終了ボタンを押した。
「よし、今日はもう寝て明日に備えよう。」
そう言いベットにダイブをし僕の意識と身体は沈んで行った。
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