第3話 鬼のスタート

 作戦会議が本格的に始まったのは、こりどうが「54!」ハルが「53!」水上が「52!」テツが「51!」J吉が「50!」を叫び終えた時からだった。

 まず、施設内鬼ごっこに強いのはJ吉とテツだ。初期はよく施設でやったこともあり、二人の「変装の名手」の「変装伝説」は今も語り草だ。

「発泡スチロールを用意する……」テツとJ吉が思い思い自分たちの案を話し始める。

「そして?」

 こりどうがきいた。おっとここからは企業秘密。

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