甘やかしＡＳＭＲボイス〜のんびり同棲彼女との幸せなひととき〜

シチュエーション１ 春の穏やかな朝

▼登場人物

夏海凪咲（なつうみ　なぎさ）：

聞き手と同棲している恋人。のんびりした性格で実は甘えん坊。

見た目は小柄で細身。

オーバーサイズの服装をよく好んで着るがお洒落する時はちゃんとする。

▼台本

脚本形式

▼推奨環境

☆推奨：PC・縦組み

PCの場合：縦組み

スマホの場合：縦組み、文字数サイズ「小」

※スマホは若干改行がズレます。

▼一人語り形式

　カクヨム向けに聞き手のセリフを別途追記。

▼台本内の数字について

　ＤＨＭ（ダミーヘッドマイク）の位置番号。

▼読みにくいと感じた場合

　セリフのみ読んでいただけますと幸いです。

　ＳＥ、聞き手のセリフがなくても成立するようになっております。

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○マンション・寝室（朝）

　　　　夏海凪咲を聞き手が起こす。

　　　　聞き手の左側にベッドがある立ち位置のため、⑩スタート。

　　　（ＳＥ：鳥の囀り音）

　　　（ＳＥ：聞き手が扉を開ける音）

⑩「（寝言）うにゃぁ……」

　　　（ＳＥ：扉を閉める音）

　　　（バックＳＥ：聞き手がベッドに近付く足音）※開始

　　　　聞き手が近付くため、⑩から②。

②「（寝言）うへへ。もう食べられないよぉ……」

　　　（バックＳＥ：聞き手がベッドに近付く足音）※終了

　　　　聞き手の正面にベッド、右側に凪咲の頭のため、②から⑧。

　　　（ＳＥ：カーテンを開ける音）

⑧「うぅ。まぶしいぃ」

　　　（ＳＥ：ベッドに寝る凪咲をポンポンと叩く音）

　　　（ＳＥ：凪咲がベッドでモゾモゾと動く音）

⑧「……あ〜、おはよぉ〜。早いねぇ」

　　　　聞き手：おはよう。いつも通りの時間だよ。

⑧「（寝ぼけてる感じ）えぇ〜そうなの〜？

　　もう起きる時間なのか〜。

　　んー。……凪咲はもうちょっと寝るよぉ〜」

　　　　聞き手の正面に凪咲の頭がある位置に移動するため、⑧から①。

　　　（ＳＥ：聞き手が１歩、凪咲側に近付く足音）

　　　（ＳＥ：聞き手が凪咲を揺さぶる音）

①「うぅぅ〜。どうしても起きなくちゃダメ〜？」

　　　　聞き手：必ず起こしてほしいって約束だったからね。

①「ふへぇ〜？　起こしてほしいって、自分が言ったの？

　　そんな約束したかなぁ〜。

　　凪咲は眠いのだぁ〜」

　　　（ＳＥ：凪咲が聞き手側に顔を向ける音・衣擦れ音など）

①「……う！」

　　　（ＳＥ：凪咲が聞き手側に両手を伸ばす際の身動き音）

①「起きられない。起こして〜」

　　　　聞き手が抱き抱え、凪咲の頭が左側に来るため、①から③。

　　　（ＳＥ：抱き締めた際の衣擦れ音）

③「（囁く）うへへ。朝から抱き締められちゃった♪」

　　　（ＳＥ：衣擦れ音）

　　　（ＳＥ：凪咲が床に足を着く音）

　　　（ＳＥ：凪咲がスリッパに足を入れる音）

　　　　凪咲が聞き手の正面に立つため、③から①。

①「いやぁ〜朝から幸せになっちゃったよぉ。

　　起こしてくれてありがとね。

　　そんな優しい君にはご褒美をあげよぉ〜。ちょっと屈んでぇ〜」

　　　　聞き手が少し屈み、凪咲が顔を寄せるため、①から⑦。

⑦「（聞き手の右頬にキス）チュ♡」

　　　　凪咲が顔を離すため、⑦から①。

①「えへへ。君にも幸せのお裾分け♪

　　この後、お出かけだったでしょ？

　　だから今日１日、頑張れるように。

　　あとは〜。また起こしてもらえるように、かな？」

　　　　聞き手：こっちこそ、いつも支えられてるから。

①「えぇ〜そんなこと言われちゃうと照れちゃうなぁ。

　　支えられてるのはこっちなのに〜。

　　えへへ。でも、嬉しい♪」

　　　　聞き手：そう言えば朝食作ったんだけど。

①「ふぇ？　朝ご飯作ってくれたの？

　　で、でも今日、早くお家を出る日だったよね？」

　　　（ＳＥ：凪咲がギュッと聞き手を抱き締める音）

①「もう。そんなことされたら、もっと甘えたくなっちゃうよぉ。

　　起こしてもらって、朝ご飯まで作ってもらえるなんて……

　　うぅ〜ダメダメになっちゃうぅ〜」

　　　　聞き手：それはこっちの台詞なんだけどなぁ。

①「えへへ。そうなの？

　　そしたら今度、君をもっとダメダメにしてあげるね♡」

　　　　聞き手：お手柔らかに。それで食べられそう？

①「もちろん♪　朝ご飯いただくよぉ〜。

　　そしたら先にリビング行ってて。支度したら行くからさ〜」

　　　（ＳＥ：凪咲がクローゼットに向かう足音・スリッパあり）

　　　（ＳＥ：凪咲がクローゼットを開ける音）

　　　　聞き手から見て凪咲が正面から右に移動するため、①から⑧。

⑧「（揶揄う感じで）あ、ダメだぞ〜。

　　同棲してるからって恋人の着替え覗いたら〜」

　　　　聞き手、苦笑気味に笑って離れる。

　　　（バックＳＥ：聞き手、寝室の扉に向かう足音）※開始

　　　　聞き手の後方から凪咲が話し掛けるため、⑧から④。

④「ねぇ〜。朝ご飯の準備って全部終わっちゃった？」

　　　（バックＳＥ：聞き手、寝室の扉に向かう足音）※終了

　　　　聞き手が半分だけ身体を凪咲に向けるため、④から②。

　　　　後方から話し掛けられ、左回転で凪咲に振り返るイメージ。

　　　（ＳＥ：聞き手が首を横に振る際の衣擦れ音）

②「そしたら朝ご飯の準備、後回しにしておいてよ。

　　身支度終わってなかったら、そっちしておいてくれる？」

　　　（ＳＥ：聞き手が首を傾げる際の衣擦れ音）

②「凪咲も一緒に準備したいから♪」

　　　（ＳＥ：聞き手が頷く際の衣擦れ音）

　　　（ＳＥ：聞き手、寝室の扉に向かう足音）

　　　（ＳＥ：寝室の扉を開ける音）

　　　（ＳＥ：寝室の扉を閉める音）※フェードアウト

○マンション・リビング（朝）

　　　　聞き手と凪咲が一緒に朝食の準備をする。

　　　　最初、聞き手の左側に凪咲がいる立ち位置のため、③。

　　　（ＳＥ：ポッドが沸騰する音）

　　　（ＳＥ：凪咲がキッチンを数歩移動する足音・スリッパあり）

　　　（ＳＥ：凪咲がキッチンにコップを置く音）

③「先にお皿持っていってくれる？」

　　　（バックＳＥ：コップにお湯を注ぐ音・２個分）※開始

　　　　聞き手：大丈夫そう？

③「大丈夫だよ〜。もう飲み物持ってくだけだからさ〜」

　　　（ＳＥ：お皿を持ち上げる音）

　　　（バックＳＥ：聞き手が歩く足音）※開始

　　　　聞き手が右に移動する形で机に向かうため、③から⑪。

⑪「あ、そっちにフォークある？」

　　　　聞き手がキッチンを迂回した先で凪咲が話し掛ける。

　　　（バックＳＥ：聞き手が歩く足音）※終了

　　　　身体の向きが変わるため、⑪から⑩。

　　　　聞き手が首を振る。

⑩「ない感じね。オッケ〜。ちょっと待ってねぇ」

　　　（ＳＥ：聞き手が数歩歩く足音）

　　　（ＳＥ：お皿をテーブルに置く音）

　　　（バックＳＥ：コップにお湯を注ぐ音・２回分）※終了

　　　（ＳＥ：凪咲がキッチンを数歩移動する足音・スリッパあり）

　　　　聞き手がテーブルに到着しているため、⑩から②。

②「君のは……」

　　　（ＳＥ：カトラリー入れを開ける音）

　　　（ＳＥ：カトラリー入れを漁る音）

②「あった」

　　　（ＳＥ：カトラリー入れを閉める音）

　　　（ＳＥ：凪咲がキッチンを数歩移動する足音・スリッパあり）

②「はい」

　　　　凪咲が聞き手に手を伸ばして渡す。

　　　（ＳＥ：凪咲が前のめりになる音・衣擦れ音など）

②「うぅ〜届けぇ〜〜」

　　　（ＳＥ：凪咲が聞き手に渡す際にカトラリー同士が当たる音）

②「とど……いた！　じゃあそれはお願い〜」

　　　（ＳＥ：凪咲が前のめりから戻る音・衣擦れ音など）

　　　（ＳＥ：凪咲が机に移動する音・スリッパあり）

　　　（ＳＥ：凪咲が机にコップを置く音）

　　　　向かい側の席になるため、②から①。

①「はい。飲み物どうぞ」

　　　（ＳＥ：凪咲が聞き手の前にコップを置く音）

　　　　聞き手：ありがとう。

①「どういたしまして♪」

　　　（ＳＥ：２人が席につく音）

　　　（ＳＥ：凪咲が手を合わせる音）

①「じゃあ、食べよっか♪　いただきまーす」

　　　（バックＳＥ：フォークなどが食器に当たる音など）※開始

　　　　朝食：食パンやソーセージなど、調理が簡単な食べ物をイメージ。

①「ねぇ、休日って何か予定ある？」

　　　　聞き手：ないと思うよ。

①「そっか。じゃあさ、お家で映画見ない？

　　この前、見たいって言ってた映画あるでしょ？

　　その映画の配信が週末から始まるみたいなんだよねぇ〜」

　　　　聞き手：外にお出かけとかでもいいよ？

①「う〜ん。確かに。外にお出かけもいいよねぇ。

　　たまにはアウトレットとかでお洋服買いたいかも〜」

　　　　聞き手：遠出して遊園地とか水族館とかはどう？

①「あ、そっちもいいねぇ〜。

　　水族館もだけど遊園地とか全然行ってないもんねぇ。

　　遊園地なんて初めてデートした時以来じゃない？」

　　　　聞き手：そうかも。

①「もう３年以上行ってないのか〜。

　　う〜ん。アリだなぁ。夢の国が凪咲たちを待ってるかもしれん」

　　　　聞き手：じゃあ行こっか？

①「うぅ〜〜ん。お外デートもいいんだけど、今週はお家デートがいいなぁ」

　　　　聞き手：そういう気分じゃなかった？

　　　（バックＳＥ：フォークなどが食器に当たる音など）※終了

　　　（ＳＥ：もし可能なら凪咲が少しモジモジしている音・衣擦れ音など）

①「あ、ううん。気分じゃなかったって言うか……。

　　そのぉ……最近、お互いに忙しかったでしょ？

　　だから、少し疲れてるかなぁ〜って。

　　それに……あ、あんまり？

　　こうやってお話する時間も取れてなかったし……」

　　　　聞き手：寂しかった？

①「うぅ。さ、寂しくなんて……ううん。ウソ。寂しかった。

　　君とのんびりしたい。もっと、一緒にいたい」

　　　（ＳＥ：凪咲が飲み物を一口飲む音）

　　　（ＳＥ：コップを置く音）

①「えへへ。だから、これは凪咲のワガママ。

　　君のしたい方で大丈夫だよぉ〜。

　　君と一緒にいられるなら、それで十分だもん」

　　　　聞き手：遊園地とか水族館とかは行きたくないわけじゃないんだよね？

①「そうだねぇ〜。どっちかって言ったら行きたいかも。

　　遊園地でも水族館でも君となら楽しいだろうし〜。

　　凪咲はどっちでもオッケーだよぉ」

　　　　聞き手：じゃあ、全部やろっか。

①「ふぇ？　ぜ、ぜんぶするの？」

　　　　聞き手：今日頑張って早く帰ってくるから。映画一緒に見よ。

①「確かに早く帰ってきてくれたら映画見られると思うけど……

　　君、そんなに早く帰ってこられるの？

　　忙しい時期なんでしょ？」

　　　　聞き手：絶対に帰ってくる。

①「……分かった。じゃあ、凪咲も頑張って早く帰ってくるよぉ。

　　でも無理はしなくていいからね？

　　今週中にやりたいこと、全部する必要もないんだしさぁ。

　　土曜日、日曜日で遊んで、次の週にノンビリでもいいんだから」

　　　　聞き手：凪咲も無理しないでね。

①「うん♪　凪咲も無理しないようにする」

　　　　凪咲が時計を見て、聞き手に尋ねる。

①「そう言えば……時間、大丈夫？　もう８時回ってるけど」

　　　　聞き手が慌てて動き始める。

　　　（ＳＥ：聞き手が立ち上がる音）

①「あ、片付けはいいよ。やっておくから」

　　　　聞き手：ありがとう。

①「いいの〜いいの〜。こういう時は助け合いだしねぇ。

　　それに最近、ゴミ出しとかお願いしちゃってたから。

　　これくらいはやらせてよぉ〜」

　　　（ＳＥ：凪咲も立ち上がる音）

　　　　聞き手が玄関に向かい、凪咲も付いていく。

　　　（ＳＥ：２人が玄関に移動する音・片方スリッパあり）

　　　（ＳＥ：聞き手が玄関先に座る音）

　　　（バックＳＥ：聞き手が靴を履く音）※開始

　　　　靴を履くシーンに変化しているため、①から⑤。

⑤「ごめんね。お喋りしすぎちゃった。

　　凪咲のこと起こさなかったら、もう少し余裕あったのに……」

　　　（バックＳＥ：聞き手が靴を履く音）※履き途中で終了

　　　　聞き手が身体を半分だけ凪咲側に向けるため、⑤から⑦。

　　　（ＳＥ：聞き手が凪咲の頭を撫でる音）

⑦「えへへ。どうしたの？　急に頭なんか撫でて」

　　　　聞き手：自分が一緒に朝ご飯食べたかっただけだから。

⑦「……もう、すぐそういうこと言うんだから。

　　でも、凪咲も。君と朝ご飯食べられて嬉しかった♪」

　　　（ＳＥ：凪咲が１歩踏み出す音）

　　　（ＳＥ：凪咲が膝を突く音）

⑦「大変な時期だろうけど……」

　　　（ＳＥ：凪咲が聞き手の頭を抱き締める音・衣擦れ音など）

　　　　凪咲が聞き手の頭を抱き締めるため、⑦から①。

①「頑張って。君ならできる♬」

　　　（ＳＥ：凪咲が強く抱き締める音・衣擦れ音など）

①「ぎゅぅぅぅぅ」

　　　（ＳＥ：凪咲が聞き手から離れる音・衣擦れ音など）

①「えへへ。どう？　頑張れそう？」

　　　　聞き手：これで絶対早く帰ってこられる。

①「あはは。元気いっぱいだねぇ。

　　じゃあ、凪咲も頑張って早く帰ってこなくちゃ。

　　美味しいご飯を作って待ってるね♪」

　　　　聞き手： ……マジですか？

①「マジですよぉ〜。だって……」

　　　　凪咲が聞き手の左耳、右耳と順に囁くため、①から③、③から⑦。

③「そっちの方が〜」

⑦「やる気、でるでしょ？」

　　　（ＳＥ：聞き手が勢いよく立ち上がる音）

　　　（ＳＥ：聞き手が靴を履き、踵をトントンとする音）

　　　（ＳＥ：聞き手が数歩、前に出る足音）

　　　　聞き手の後ろに凪咲がいる立ち位置になるため、⑦から⑤。

⑤「もう、君は単純だなぁ〜」

　　　（ＳＥ：聞き手が扉の鍵を開ける音）

　　　（ＳＥ：凪咲が駆け寄る足音）

　　　　聞き手の左頬に凪咲が顔を寄せるため、⑤から③。

③「（聞き手の左頬に口づけ）チュ」

　　　（ＳＥ：凪咲が１歩後ろに下がる足音）

③「えへへ。いってらっしゃい♪」

　　　（ＳＥ：聞き手が数歩前に進む足音）

　　　（ＳＥ：聞き手が扉を閉める音）※フェードアウト

《続く》