第2話 起動!
「走れ、走るんだ俺」
人類初のロボット「ホープ」
それは太陽をエネルギーとした複製不可能な高度な技術を用いて作られたロボットだ。
「見つけたぞ」
工場の奥深く、そこには巨大人型ロボット、「ホープ」が直立の状態で厳重に保管されていた。
ロボットの迫力に俺は息を呑んだ。
全長十メートルはあるだろう。
鉄で覆われたその機体はゴツゴツとした見た目ではあるが、ところどころ人間を思わせるような部分があった。
表すなら聖騎士だろう。
今まで乗ってきたパイロットは「ホープ」の力を抑えきれずにたくさんの人がこの世を去っていった。
恐怖で震える足を抑え、覚悟を決める。
「考えてる暇はない。今はやれるだけのことをやるんだ」
背中にあるコックピットに乗り込むと、慣れた手つきで機械を動かす。
「元々俺はこのロボットを作っていたんだ。操作ならわかる。後は、こいつが俺に答えてくれるかだ」
左右にあるレバーを前へ押し出し、俺は最後のボタンを押した。
「ギギギギギ」
激しい機械音と共に、ロボットはコックピットの中を明るく照らしモニターに外の世界を映し出した。
「い、いけるぞ」
レバーを動かし、ロボットを前へと動かす。
「希望機「ホープ」発進」
つづく
~あとがき~
毎日投稿を目標にして今やっているので、うまく修正できているかわかりません。
なので、コメントなので教えていただけると嬉しいです!
面白かったら応援よろしくです!
さあ発進だ!
次回もお楽しみに!
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