青春ボイス〜女子大学生の自由気ままな日常〜

雪華シオン❄️🌸

Episode1 女子大学生2人の日常

▼登場人物

一条彩花(いちじょう あやか):大学1年生。元気はつらつタイプ。

アリス・バートン:大学1年生。彩花の高校からの友達。クールタイプ。


▼台本

脚本形式

▼推奨環境

☆推奨:PC・縦組み

PCの場合:縦組み

スマホの場合:縦組み、文字数サイズ「小」

※スマホは若干改行がズレます。

▼読みにくいと感じた場合

 セリフのみ読んでいただけますと幸いです。

———————————————————



○東京・大学近くの歩道(朝)

    一条彩花とアリス・バートンが大学に向かう。

    彩花は欠伸をしながら、アリスが呆れながら隣を歩く。

   (SE:人々の喧騒)

   (バックSE:2人が歩く足音)※開始


彩花 「ふぁ〜〜」

アリス「また遅くまで遊んでたの?」

彩花 「いやぁ〜ちょっと盛り上がっちゃってねぇ〜」

アリス「起こす側の立場も考えてくれる?」

彩花 「ほーんと、いつもありがとうございます。ママ」

アリス「誰がママよ。……まったく。

    遊ぶのもいいけど、今日の課題はちゃんとやった?」

彩花 「うわぁー。ママの小言は世界で1番嫌いだわぁ〜。アリス、ママ失格!」

アリス「はいはい、それで? ちゃんとやったの?」

彩花 「まぁー? 1回くらい提出しなくても大丈夫っしょ」

アリス「……日本人は真面目って聞いてたんだけど?」

彩花 「う〜〜ん? なんですか〜急に。偏見が凄いぞ〜」

アリス「……分かっててやってない?」


   (SE:彩花、パッと手を口の前に翳す音・衣擦れ音など)


彩花 「え、天才? なになに照れるんだけど〜。

    もーう。アタシが天才なことくらい、昔から知ってるだろ〜」


   (SE:彩花がアリスの背中を何度か叩く音)

    彩花が背中を何度か叩き、アリスは呆れながら小声で呟く。


アリス「……これで成績いいから質が悪い」

彩花 「えぇ〜。そんなに天才天才って言われたら困っちゃうなぁ〜」


    アリス、ジト目を向ける。


アリス「ふぅーん。そっか」


   (SE:アリスが外方を向く音・衣擦れ音など)


アリス「天才だったら、もう私が起こす必要ないよね?

    今日みたいな1限の日でも」

彩花 「ふぇ?」

アリス「今度からは1人で起きて大学に行ってね。じゃ」


   (バックSE:2人が歩く足音)※終了

   (バックSE:彩花が早歩きする足音)※開始

   (バックSE:アリスが早歩きで彩花を追い掛ける足音)※開始


彩花 「うわぁーん。ウソウソ。ごめんって。

    私が悪かった! また起こしにきてください‼」

アリス「ワタシ、テンサイのコトバ、ワカラナイ」

彩花 「いやいやいや、なんで急に片言⁇」

アリス「ナニ、イッテルカ、ワカラナイ。ニホンゴ、ムズカシイ」

彩花 「日本語ペラペラでしょうが⁉」

アリス「あ、いっけなーい。遅刻遅刻〜」

彩花 「いやぁ〜〜お願い、無視しないでぇ〜〜。

    てか、どこで覚えた⁉ そんな古典的な少女漫画の台詞」


   (SE:アリスが後ろから彩花に抱きつく音)

   (バックSE:彩花が早歩きする足音)※終了

   (バックSE:アリスが早歩きで彩花を追い掛ける足音)※終了


彩花 「うわぁ〜〜ん、アリス、お願いだよ〜。

    起こしてもらわないと単位落としちゃうぅ〜」


   (SE:アリスがジト目で振り返る音・衣擦れ音など)


アリス「はぁ〜。私は一向に構わないけど?」

彩花 「お願いお願いお願い。アタシのママになって!」

アリス「願い下げなんだが?」

彩花 「後でご飯奢りますので。何卒〜」

アリス「……何奢ってくれるの?」

彩花 「焼き肉とかどうよ!」

アリス「…………仕方ない」

彩花 「やったぁ〜。アリスがチョロくて助かった♪」

アリス「よし。今度からノートも見せないでおくか〜」

彩花 「いやぁあああ、ウソウソウソウソ。

    ジョーク、ジョークだってば〜〜。

    ねぇー。お願い。話し聞いてぇ〜」※フェードアウト



《続く》

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