転校生のきみとの夏休みの想い出～きみとの宇宙的な癒しのひととき

小学校の登校日

｢今日は小学校の登校日だから、はなっちも、うちといっしょに学校に行ってみよう｣

｢えーっ、うちも、あやなっちの小学校にー？｣

｢そうだよ～｣

｢行けるの～？｣

｢行けるよ～｣

｢行っていいの～？｣

｢はなっちも、今は、モフモフ姿だし、みんな何も気にしないよー｣

｢そっか...じゃあ行ってみようか...｣

☆

｢こっちこっち～｣

｢うわ～、可愛い小学校だね～｣

｢この教室だよ～｣

｢うわっ、教室のみんなも、可愛い小学生...｣

｢みんな～、お友達の、はなっちだよーっ｣

｢う～わ、みんなに紹介してくれた～！？｣

｢よろしくね～｣

｢よろしくね～｣

｢あ、先生だっ！はなっちも、うちといっしょに席に座ってよう｣

｢うんっ、わかった...｣

☆

｢あ、はいっ、こちら、地球でのお友達のはなっちです。はなっちと同じ小学校です｣

｢地球から来た、葉月花奈っていいます。みなさん、よろしくお願いします｣

｢うちは、クラスのみんなに、地球での報告をするから、はなっちも、そこで聞いててねっ｣

｢うんっ、わかった...｣

｢うちは、地球の小学校に行ってます。日本の愛媛県っていうところです...松山城もあり、電車に乗って12分くらいで海にも行けます...何て言う海だっけ？あやなっち...｣

｢梅津寺だよ｣

｢あ、梅津寺っていう海で、電車の駅を降りたら、もう海です。カフェのミカンパフェ美味しいです...はなっちの実家は呉服屋さんです...ねっ、はなっち...｣

｢はいっ、街の商店街の呉服屋です...｣

｢はなっちママのつくるカレーは、めっちゃ美味しくて、ぜったい宇宙一だと思います...｣

｢あはは...うちも、そう思います...｣

｢うちは、地球でいちばん好きなのはカレーです。はなっちママのカレーの隠し味は桃で、うちは、ひとくち食べてみたら、なんとなく桃の風味を感じました...｣

｢あはは...あやなっち、すごい味覚と嗅覚...｣

｢うちのいる日本の料理は、地球でも大人気みたいです。うちも日本に住んでみて、日本料理めっちゃ好きになりました...日本の料理はめっちゃバラエティーに富んでます...カレーの他にもいっぱいあって、とても、ひとくちでは言いきれません...あと肉じゃがとか...冷たい豆腐...あれ、何て言うんだっけ、あやなっち...｣

｢冷やっこ...｣

｢あ、そうそう...冷やっこも好きです...ありがと～、あやなっち｣

｢いえいえ...｣

｢日本は料理だけでなく、アニメとかも地球上で大人気です...うちもいろいろ観て、めっちゃ面白くて好きになりました...特におすすめはスター☆トゥインクルプリキュアかな？｣

｢宇宙に行くからねっ｣

｢そうですねっ...宇宙に行く話なので面白いです...でも、いいアニメ、すごいアニメいっぱいあるから、みんなもぜひ観てくださいっ...｣

｢みなさん、地球にも、ぜひ...｣