ふたりで海へ
「あやなっちー!海だよー!きれいでしょー」
「ほんとだー!きれいー!」
「市内の中央駅から12分くらい電車に乗れば、もう海なんだよー!まだ泳ぐには、はやいけどねっ」
「いいねー、海、近くて~」
「そうでしょー、あやなっちの前、住んでたとこは、どうだったのー?海、近かったー?」
「そんなに近くはなかったなー!電車で12分では来れないかなー」
「そうなんだー」
「氷の山だからねー」
「えっ?氷の山?」
「あ、郡山だった」
「郡山って?」
「福島県だよー」
「そっか~」
「でも、音楽の街なんだよー」
「え、音楽の街なのー?」
「そうだよー、みんな音楽、大好きで、学校でも、合唱とか、めっちゃ盛んなんだー」
「へぇー、いいねー」
「うんっ、いい街なんだよー」
☆
「きゃっ、虫いっぱい、あやなっち、おんぶ~」
「いいよー、フナムシいっぱいいるねー、海だねー」
「おんぶのまま、駅前のカフェまで、連れてって~」
「いいよー」
「お礼にミカンパフェおごったげる」
「やったあ!」
「ミカンパフェ美味しいよー」
「わーい、はやく食べに行こうー」
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