【ASMR】夏。親戚のおねーさんがいる田舎の家でのんびり過ごして癒される
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本編
1話目
(主人公が押した来客用チャイムが響く音)
玄関から多少離れた部屋からの声が聞こえるイメージで。
「は~~~~い」
(パタパタとした足音が段々近づいてくるのが聞こえる)
引き戸の向こうから声をかけるので声が近づくイメージ。
「こんな山と畑と自然に囲まれた田舎の、古くて大きな家にいらっしゃったのはどこのどちらさまですかー?」
(ガラガラと引き戸が開く音)
対面状態で話しているイメージ。
「あら、いらっしゃい! 久しぶりね~、元気にしてた?」
「玄関先で待ってないで、昔みたいに気にせず家の中に入ってよかったのに」
「ええ? 何を遠慮しているの。毎年夏になったらこのおじいちゃんおばあちゃんの家に集まるのは家族や親戚の間じゃ恒例行事でしょう」
「――それに、私とあなたの仲じゃない。いきなり後ろから驚かすなんて子供じみたドッキリでもないなら、いつだって大歓迎よ♪」
(少し遠くから風鈴の音が響く)
「さあ、外は暑かったでしょう。入って入って」
(家の中に入り、古びた廊下を歩く際にみし…みし…と音がする)
主人公の前方を歩きながら声をかけているイメージ。
「どうしたの、そんなにゆっくり歩いて――あ、わかったわ。親戚の叔父さんや叔母さんがいないか気にしてるんでしょう。あなたはいつも捕まってはアレはどうした、コレはどうなったって絡まれるものね」
「でも大丈夫! もし叔父さん達が変なちょっかいをかけてきたら、このおねーさんがなんとかしてあげる!」
「……まあ、そもそも今は私しかいないんだけど♪」
「すぐに冷えた飲み物を持って行くから、そっちの畳部屋で休んでいてね」
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