飲酒刑事

『名誉、名声、選択、後悔。』


『昔々あるところに一人の刑事がいた。』


『その刑事はどうしようもないヘタレであった。』


『しかし、お酒を飲むことでガラッと人が変わった。』


『数々の難事件をアッサリと解決し、』


『予言に近い形で大小100個のテロを阻止し、』


『弁護士として立った法廷では、毎度のように無罪を勝ち取っていた。』


『”飲酒刑事デカ”と呼ばれたその男は、』


「飲酒運転で人を轢いた。」


「余罪もタンマリあった。」


「その男が望んだ最後の晩餐は、」


『リンゴジュースであった。』

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