何も。
あ、どうも。
夢旅病
何願っても何想っても、私が産んだのは一握の灰と骨粉であった。
塵取りのようなもので纏めて、ナイーヴを感じる前に庭に放した。
「それでも私は今日も寝るのだ。」
起きた時には、それはもう見知らぬ世界であった。
アフリカの南西部に位置する国、ナミビア、公用語は英語である。
私はどうやら、夢旅病を患ってしまったようだ。
一先ず私は、ナミブ砂漠で倒れていた私を助けてくれた家主さんに挨拶に行く。
すると家主さん、もといカシタさんは「せっかくだし」とナミビアにある観光地に連れて行ってくれた。
先程まで私が倒れていたナミブ砂漠は世界最古の砂漠である。
「世界最古」と言われると、どうも有難味を感じてしまうのは人類共通の性だろう、本能だろう。
そこに私は旅をしたのだ。
「それでも私は今日も寝るのだ。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます