第8話

「でも、久々に十人は疲れたな」


「はは、でも楽しかったんだろう」


「ッ、ああ。」


親友だからか俺の相棒だか知らんが。

娘には知られたくない事を訊かれた。


「でも、もう殺しはやらん。金さえ困っていなかったら断っていた」


少しの沈黙が長く感じる。

重く苦しい言葉が俺を苦しめた。


「お前は所詮こちら側の人間だ。せいぜい今を楽しんでろ」


「!」

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