第6話


コン、コン。コンコン。

ピンポーン。とドアのイヤホンを鳴らす。


これがいつもの合図だからだ。


ガチャッ。


誰かが開けてくれたのだろうか。

俺は部屋の中に入った。


「久しぶりだな、相棒」


そこには親友の娘の父親が居た。

しかし、娘のことは話さなかった。二人とも。

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