サイコロステーキ。

明鏡止水

第1話 子供よ、ほおばれ。

姪っ子や甥っ子が来た時に母がおばあちゃん節を炸裂させて精一杯、手料理やお風呂の準備、お迎え、お見送りを行います。


孫、LOVE。


そんな我が母。子供達が好む料理を作るのが得意です。冷凍食品はあまり使わずお子様ランチみたいなものを子供用プレートに作ったりしてあげてますね。おにぎりも食べやすく小さく握ってあげたり。


いつか私も子供産みたいな、と思いますが。

幸せにできないかもな、とか。

生まれるのは障がい者かも、と思います。


まあ、妹が命懸けで精一杯子孫繁栄させてくれていて両親共おじいちゃんおばあちゃん冥利に尽きて、とにかく、まあ、世代交代できてるわけですよ。


そこにちらほら見え隠れする行き遅れた喪女のおばちゃん。


それが私だ。


ごめんよ、姪、甥、妹たちよ!


お前たちにいとこがいないのは私に責任があるっ!!


まあ、そこまで重い責任感じてないけどな!!


そんなおばちゃんにも嬉しいことがある!


それはお前たちが頬張っているベルクの半額のサイコロステーキはおばちゃんが買ってきたものだ!


残したって気にするな!


子供を産んでないけど。育ててないけど。子供たちにお腹いっぱいに肉を与えられるとは、幸せなことなんじゃなかろうか?


……、最近。

勤めている職場でまた人が退職した。

唐突なのであまりいい感じの退職? なんて表したらいいんだ……。

円満に辞めたわけではなさそうだ……。


私だったら「辞める!」となったら、すぐ


金!!!


ってくらいには今はお金を。

しっかり仕事に、職場に食らいついて稼がなければいけない状態なので勢いではやめられない。


貯蓄とか家庭とかしっかりしてるから辞められたのかなー……。


よっぽど酷いことがあって怒ったり、辛かったり、悲しかったり……、したのかなあ。


とりあえず最近はのんびり出社が多かったけど今度は早出が多い私です。動きが3パターンくらいあって覚えてねーですです。


とりあえず、今はお年寄りをお相手に話してますが、子供達も利発で驚くことばかりです。


閉じこもっていては得られない。心も解放しよう。窓を開けよう!


また、今度はどんな食品を買っておいたらおチビたちは喜ぶかな。


母が貯蔵している冷凍食品はブロッコリーとフライドポテトとかです。あと煮た後に使わなかったかぼちゃとか。


しょっちゅう来るとは言え、お菓子ばかりではなく栄養になる子供のための食品て、なんでしょうね?


できれば日持ちするものがいいなあ。


毎日お弁当やご飯作ってる家ってすごいよね。我が家は金欠だからそれすらないし。即席麺に乗せる具のチャーシュー数枚とかメンマとかはパックで買うのに。あと焼きそば用の紅生姜も常備。


私、美味しいけど焼きそばが苦手なんです。地味だからかな。焼きそばに失礼だが、どうしても、出てくるとガッカリする。


とりあえず、子供が、子供たちが喜ぶ顔は。

たまらん。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

サイコロステーキ。 明鏡止水 @miuraharuma30

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ