思わず夢中で読破してしまいました!それにしても王匡の最後が哀れと言うか何と言うか………ここで袁紹の指示に唯々諾々と従って殺そうとせず、例え袁紹を敵に回したとしても胡母班を護り抜こうとしていたのなら、友情を貫いた男として史書に名を遺してたかもしれないのに。
作者からの返信
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます!!
王匡が黄河の支流で怪死するというのは私の創作なのですが(物語上の因果応報が必要だったので)、曹操と胡母班の遺族が王匡の命を狙っている際に、それを止めるだけの力がこの頃の袁紹にはあったはずなんですよね。だから、恐らくは見捨てられたんだろうな……と考えて、こういう哀れな最期にしました。
若いころの王匡は義侠の人として知られていたようなので、きっと最初は青雲の志を胸に抱いて決起したのだろうと思います。
王匡のことは、これまで三国志のちょい役ていどにしか感じていませんでしたが、小説に書いたことで実際に生きていた人間として親しみを持てたような気がします。
王匡は、為政者の道に進むのではなく、あくまで在野の侠者として生きていればよかったのかもしれないなと思いました。
そうすれば、もしかしたら義人として名を残せたかも。
死者として冥府に来た胡母班を見て、泰山府君はどんな顔をしたんでしょうね。やはり手を打って「ほら見たことか」みたいに笑ったのかな。
面白かったです!
作者からの返信
最後までご覧いただき、誠にありがとうございます!!
王匡は、純粋すぎて他人に感化されやすいところがあったから、権謀術数の世界で闇に染められちゃったのかも知れませんね……。
>死者として冥府に来た胡母班を見て、泰山府君はどんな顔をしたんでしょうね。
泰山府君「ほら見たことか。ハハハハ」
胡母班「うっさいわ、ハゲ!! 義侠パンチ!! 義侠キック!!」
泰山府君「げふっ!? ごほっ!? や……やめ……暴力はやめてぇぇぇーーー!!!」
胡母班「俺が冥府に来たからには、もうアホなイタズラはやらせんぞ。ちゃちゃっと働け!!」
泰山府君「ひ……ひぃぃぃ~~~!!!」
……すみません。「小説にギャグを挟まないと死んじゃう病」を我慢して書いていたので、返信欄でおまけコントを書いてしまいました(^_^;)