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  • 最終話への応援コメント

    最後まで読み、また読み返したくなりました。
    実際読み返したのですが、そのあとお昼寝をして、多分この作品の夢を見ました。目覚めたときそんな感覚があっただけなのですが、それくらい没入感のある作品でした!
    独創的な世界観ながら、説明的には多くを語らず、読み進めるうちに段々と世界に浸っていく造りがとても良かったです。
    はっともう一度読みたくなるような鮮やかな表現がところどころに散りばめられていて、えいとらさんの多趣味な(端から見ると多特技なのですが……)面が活かされてるのかななんて勝手に想像していました。
    先程得た裏設定の情報を後から踏まえてみると、この二人の行動の突飛さにも納得が深まり、人間らしさを感じました。

    素敵な作品をありがとうございました!

    作者からの返信

     この物語って、「狂気と悦楽と退廃でどうしようも無く崩れていく物語」……って、誰もが感じると思うんです。

    だからいっそ、意味不明な点はそのままにして、最後まで物語の核心には触れず、加えて最後の一瞬まで、できる限り暴走させました。

    なぜならそれにより、「記憶共有」と「押し寄せる崩壊と救済」が、読者さんにリアルに伝わると考えたからなんです。

     思考実験とまではいきませんが(何せ結論も無いので)……「倫理を失った地獄でどうやって死ねば幸せになるんだろう」みたいな事が、大きなテーマの一つです。

     加えて烏滸がましいながら、読者さんの人生の節目や岐路で何かの助けになればとも思って、書き始めたところもありました。

     よってこの物語の筋にも構造にも、答えはありません。人生に答えなんて無いですから。

    ただ、作品(あるいは登場人物たち)の美しさは、担保したつもりなので、その辺りを感じ取って頂けたのなら、これ以上嬉しいことはないです。

  • 最終話への応援コメント

    ピニャコラーダ作ってちびちび飲みながら最後まで一気に読み切りました

    機械の持つ正確無比で無慈悲に痛みをもたらす残酷さが、たっぷり表現されていてとても興味深いですね
    それと同時に人間の愚かで傲慢な一面や、あたたかくて手に馴染むような質感が違和感なく共存していて、とても満足感が高い作品に仕上がっていると感じました
    私自身がゴミ箱を覗き込んでそこに美点を見出すタイプの人間なので、イチイさんの感覚に共感できて寂しさが薄れていくのを感じて安心感を得られました

    私の感じた感動をきちんと言葉にできたかちょっと怪しいですね笑
    ですがこの物語がアルコールだけじゃ酔いきれない領域に連れて行ってくれたことは確かです

    えいとらさん、この物語を世に生み出してくれてありがとうございます!
    お陰様で素敵な夜を過ごせました

    作者からの返信

    イチイの存在の捉え方次第でこの物語は180°……あるいは360°かわります。

    僕としては最大限の(無慈悲な……あるいは公平な)ハッピーエンドを全員に与えたつもりなんですが……おそらくそのあたりを汲み取って頂けた感想だと思います。

    ピニャコラーダを飲みながら読むと、理解が増すと個人的には思っていたので本当にありがとうございます。

    重ね重ね読んでいただきありがとうございます。

    編集済
  • 最終話への応援コメント

    完走お疲れさまでした!
    すごいもの読ませてもらったな、というのが一番の感想です。静謐で、拭いきれない気だるさがあって、鉄と機械油と退廃の匂いがしました。確かに大人の童話かも。あと、ピニャ・コラーダ飲みたくなりました。

    作者からの返信

    昨今のご時世的に公の場でこんなこと言ってはいけない気がしますが……この小説は、読者さんの性別と年齢により捉えられる真意が分かれると思います。

    もちろん僕の狙いなんですけど読後感として……NTRか純愛か、勝ったのか負けたのか、生きてるのか死んでるのか、得たのか失ったのか……何もかも分からないお話なので。

    ですので僕も、「ピニャコラーダ飲みてー」と思いながら執筆していたので、そんな感じの感想が最も適している気もします。笑

  • 最終話への応援コメント

    頭の中を直接覗き込むようなイメージの奔流に圧倒されました。
    これが、記憶共有……?
    時間のあるときにじっくり一話から読み返してみたいです。
    でも先にオオエドパンツァーを読まないと……!

    作者からの返信

    最終話は「記憶共有の想起」という一段階うえのヤツなので……「他者との記憶を混ぜ合わせて自分との境界を無くす」……みたいな事です。

    というか、登場人物たちは既に自分の肉体すら無いような無茶苦茶な状態なので、よりカオスさが増している……というような描写です。

     おそらく読み直すとツッコミどころが多少あるような無いような気がするのですが……それもこれも「ピニャコラーダで悪い酔いしてるんだろうな」と思っていただければ幸いです。笑


    いつもご精読を頂戴して本当にありがとうございます。

  • 第13話への応援コメント

    瀕死で死んだ彼女の幻影を見る。
    完全に死亡フラグ立ってますが 生き延びられるんでしょうか?

    続きが気になります。

    次話 新主人公でないことを祈ります。

    作者からの返信

    彼は何かを後悔してる訳じゃなくて、これまでの事がただただ苦しかったんだと思います。

    同情できるような同情できないような。

  • 第12話への応援コメント

    うわぁ。

    さすがディストピア。
    夜の路地裏は〈入った方が悪い〉世界。
    主人公は 生きて帰ってこれるんでしょうか?

    作者からの返信

    視覚を極力除いて音と感触が主体の描写にしました。

    本作が持つ非現実感を、ここで一気に崩そうと思ったんです。

  • 第12話への応援コメント

    人の争いはこうでないと

    作者からの返信

    しかしリアルでこうなったら人生の終わりを覚悟しますね。

  • 第12話への応援コメント

    痛そう…

    作者からの返信

    衝撃的に痛すぎる時ってなぜか奥歯が反応しませんか?

  • 第11話への応援コメント

    喰うのか······。

    いよいよ謎が募ります。

    作者からの返信

    一応最初の方で、「仕事中に“食われて”人が居なくなる」と主人公が言っています。しかし比喩表現っぽいのでマジで食われるとは思いませんよね。

  • 第10話への応援コメント

    記憶共有。
    死んだ人との〈記憶共有〉は一緒にいることになるのかな?

    〈その人のことを記憶している人が 全て死んで初めてその人は本当に死ぬ〉のだとしたら 記憶共有のある世界はディストピア的ニルヴァーナかもしれません。

    作者からの返信

    いちおう破滅に向かっている物語では無いんです。
    倫理観が薄いのは、(西洋的価値観の)神が居ないんです。じゃあ涅槃に向かっているのかと言われると、近しいだけで根本は違う……ということになっています。

  • 第9話への応援コメント

    オープニングの場所は〈記憶共有〉の内側だったんですかね?

    嘘臭いちゃっちなCG風の描写が渋いです。
    ドット絵だった頃のエロゲーを思い出しました。

    作者からの返信

    実はこの物語は、最初から時系列も事実関係も「やや」曖昧になっています。

    彼らは記憶を共有していますから、全て「溶けて」しまって最早色々どうでも良いんです。

     Win95っていうかそれより前のエロゲの雰囲気ですよね。

    あの頃のエロゲは「背徳的でなんかヤバい大人向けの物」みたいなイメージあって、ビビりの僕は怖くて近寄れませんでした。今なら余裕でいけそうです。(なにが)

  • 第8話への応援コメント

    記憶共有で何が見えているのか?

    記述が無いので 想像が逞しくしてしまいます。

    作者からの返信

    「他人の記憶が流れ込むのってなんか分からんけど凄くエロい」という発想はオオエドパンツァーも共通してて、やや特殊な性癖だと自覚はしてます。笑


     「失わないと何かを得られない」という事が個人的に気になるテーマなので、記憶共有はそれを強調するためのものです。

    また「他人の記憶を娯楽とする」ことは、小説などの創作やSNS社会に対するアイロニーだと思っています。

    上記二つの事に何らかの答えを出すつもりはありませんし、是非を問おうとしている訳でも無いのですが……登場人物たちの人間性がより増すと思って、こういう表現を採用しました。

  • 第7話への応援コメント

    壁。

    何の為の場所だったんでしょうね?
    上層階の女と どう関わるんでしょう?
    腰抜けも関係あるのかな?

    疑問が疑問を呼びます。
    続きが気になります。

    作者からの返信

    世界観の直接的な説明をするつもりは無いんですけど、最終的にはそれなりに情報が揃うので、読者さんがなんとなく理解ができる形にはなると思います。

    あまり説明しない方がこの作品には合ってると思うので。

  • 第6話への応援コメント

    綺麗な男の子が受付ってゆーのがヤバくて 良いですね。

    作者からの返信

    短い単語で退廃的な雰囲気を醸すヤバい機械ってことで……採管(さいかん)という単語を発想しました。

     「採管って…いったい何を採るの?」って思って、なんか不安になりますよね。笑

    採管はシェアメモリーの機械の一部なんですけど、真鍮製でいかにも「そんな感じ」なデザインのはずです。

  • 第10話への応援コメント

    ええーーーーーっ!?
    まさかのイチイちゃん退場にビックリしました……(⊙д⊙)
    でも、イチイちゃんの無情な死が余計にこの物語を色濃くしたような気がします。
    私的にはさらにこの物語が好きになりました(*ˊᵕˋ*)

    作者からの返信

    けっこう悩みましたが、読者さんの中で愛着が出始める時に終わらせようと思って、このタイミングにしました。

    あと「名前があるキャラは重要キャラ」みたいな定石も無視することで、読者さんが主人公の気持ちに感情移入できるんじゃないかな……みたいなことも考えました。

  • 第5話への応援コメント

    踵の裏のザラッとした感触。
    どんな境遇の人なのか分かる素敵な表現だと思いました。

    〈過去の記憶が封じられた機械〉
    ハードボイルド・ワンダーランドですね。
    2人は何を見るんでしょう?

    続きが気になります。

    作者からの返信

    踵は純粋な癖な気がします。笑
    男女限らず頑張って生きてる人が好きなので、そういう表現にしました。

    この段階でバレるとは思いませんでしたが……確かにあの作品の影響が大きいと思います。僕はもうちょっとあとで気づきましたが……。子供の頃からずっと頭にあった心象風景と言うか、「荒廃したディストピア」を書きたいって欲があったのですが、なかなか形になりませんでした。「面白いのか?これ?」みたいな気持ちもどこかにありますし。笑

    なので1〜3話で好評をいただいたお陰で背中を押していただいたような感じです。

    みなさんのお陰で発表できてめっちゃ嬉しいです。

    編集済
  • 第4話への応援コメント

    『下層階』
    サイバーパンクらしくなってきました。

    人死にも でたし。
    アクションもあるんでしょうか?

    作者からの返信

    一応たぶんサイバーパンクなんですけど……僕の長編よりさらにSFらしく無いので、「ファンタジー」ということでアップすれば良かったなって若干後悔してます。笑

     今回はアクションというより殺人ならあると思います。

  • 第10話への応援コメント

    これから仲良くなるのかと思ったのに……。
    でもこの「あっけなさ」がドライで好きです。
    イチイの死が主人公にどんな影響を与えていくのか気になります。

    作者からの返信

    諦めが過ぎて、気づいたら絶望のまっただ中にいた訳ですけど……彼がイチイの死の影響を受けるのかすら定かじゃ無いですよね。

    しかし、この非現実的なまでのドライさが彼自身であり、何よりこの世界のリアルだと思いましたので、このような進行をとりました。

  • 第9話への応援コメント

    更新嬉しい!!

    読むのが遅くなっているし、応援コメントもあまり出来ていないけど、毎回楽しみにしています(;゜∀゜)=3ハァハァ

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    でもマイペースで大丈夫ですよ。こっちもマイペースに更新してますから。

    編集済
  • 第7話への応援コメント

    焼け焦げた香り漂う文章と、謎の多い関係の男と女。いいですね

    作者からの返信

    「一人称視点で書いてるのに微妙に焦点が合って無い」感じを表現したいのですが、難しくて苦心してます。

    ココまで読んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます

  • 第3話への応援コメント

    バーに1人で入ったことが無いので
    ぶっきらぼうな男がモテるってゆー

    村上春樹
    レイモンド・チャンドラー
    あるいはリチャード・ファインマン

    の世界観が本当なのか?って思わなくはないのですが とりあえず ハードボイルドは カッコいいですね。

    続きが楽しみです。

    作者からの返信

    バーに一人で来た女性には、男性側からは話し掛けないのがマナーだと個人的には思います。

    一定数ナンパ目的の男性が居ますから、そういう男性と間違えられたくないので。

    だから下手に女性に話しかける男性よりはぶっきらぼうな男性の方がモテると、思います。

    しかしここでも当然、「ただしイケメンにかぎるの法則」が発生します。

  • 第6話への応援コメント

    スキ……!!

    オチがいいですね( ◜ᴗ◝ )

    作者からの返信

    シェアメモリーの描写は凄く悩んだので、そう言っていただけて嬉しいです。

  • 第5話への応援コメント

    今回もこれ以上ないくらいにハードボイルド……!!

    けど、それがいい……!!

    二人の情事が少しうかがい知れてとても良かったです(*ˊᵕˋ*)

    作者からの返信

    「常識人枠か?」と思わせたイチイも全然ダメな子でした。

  • 第4話への応援コメント

    えいとら先生どうしちゃったの!?

    正気に返って。゚(゚´Д`゚)゚。

    (訳:今回も最高でした😍👍💕)

    作者からの返信

    「こんな話を初作にしてはダメだろうな」ってやつを今書いてるので……楽しいかもしれないです。それなりに。

  • 第4話への応援コメント

    なんか雰囲気あるなと思ったんですが、ハーモニーってSF小説に似てますね
    直接的でない自傷で、自分を再確認していく感じが

    作者からの返信

    たぶん彼らは再確認してるわけじゃないと思います。もがいて七転八倒しながら、さらに傷を増やしているだけだと。

  • 第3話への応援コメント

    いい……!!
    久し振りの更新嬉しいです(∩´∀`)∩ワーイ
    しかし、普段のえいとら先生を見ていると、小説とのギャップが凄すぎて『(⊙д⊙)』ってなりまふ笑

    作者からの返信

    ありがとうございます。楽しんでいただけているのなら幸いです。

    確かに書いていて「テイスト違うな」と自分でも思ってます。笑

  • 第3話への応援コメント

    この世界観が好きなので久しぶりの更新嬉しいです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    「落日」はフォーリンダウンと同じで、僕の心象風景の深いところにある作品なので、短い文章ながら執筆に大きなエネルギーを使います。

    なので産み出せるタイミングが限られてるようで、頻繁に更新できなくて申し訳ないです。

    でも重ね重ねありがとうございます。

  • 第2話への応援コメント

    大友克洋の『MEMORIES/大砲の街』を思い出しました。
    映画版の『ブレードランナー』も。

    ディストピア感と錆の臭いが たまりません。

    作者からの返信

    「ブレードランナー」と椎名誠さんの「アドバード」と、ついでにレトロフューチャーなアート作品群をイメージしてます。

    昭和っぽい掠れた映像の未来……って感じです。

  • 第2話への応援コメント

    やったー!!
    また続きが見れて嬉しいです……!!
    第2話は、そこはかとなくハードボイルドな感じですな(👍🏻> ·̫ < )👍🏻🌟
    私的に今回もとても好みなお話でした☆彡
    続きも楽しみにしています(*ˊᵕˋ*)

    作者からの返信

    色がテーマの一つなので、この回は逆にあえて彩度を落としました。

    モノトーンと淡い色が漂う雰囲気です。

    続きも読んで頂ければ嬉しいです。

  • 第1話への応援コメント

    『銀河鉄道999』の火星のショットバーを思い出しました。

    彼女は ウメコさんとナナちゃんのお姉ちゃんでしょうか。
    サイバーパンクでアメリカンな色気が 素敵です。
    魅了されますね。

    タヌキは下戸なので「ピニャコラーダ」が分からずググりました。
    甘くて そこまで強くないんですね。
    甘い物語には ならなさそうな気配は感じますが······。

    作者からの返信

    元々ナナの解像度を上げる為に描いたキャラだった気がしますので(1年ぐらい前に書いたので忘れました)……ナナの姉でしょうか?

    ただナナを産んだ後も、自分の中で“彼女”が燻ってて、「なんとかちゃんとした形にしたいな」と思ったので公開してみました。

    ピニャコラーダは、ちゃんと作ろうとすると手間が掛かるのでバーテンダー泣かせですね。

    僕個人的には、ビーチでお金持ちが呑んでるイメージです。


  • 編集済

    第1話への応援コメント

    スキ……!!
    こういうのいいですね(≧∇≦)b

    記憶共有の想起で、不思議な違和感を感じて『?』になりましたが、そのあとの文章を見たら、『ああ、そういうこと!』って理解しました。

    彼女の『何回も』で胸が苦しくなったのと同時に、どこか変な気持ちになりましたよ(NTR)

    何にしろ久し振りにえいとらさんの短編が読めて良かったです☆彡

    面白かった!!を最後にここらで〆ますね(*ˊᵕˋ*)

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    NTRは実はそこそこ得意ジャンルです。ただ純愛の方が好きです。

    「記憶共有」はこの物語の主題になるのですが、説明するつもりは無いです。

    「海に夕日を投影する」とかも一体どんな技術なのか……意味がわかりません。笑

    なのでSFっていうかどちらかと言うと、ファンタジーです。「物理現象もどっか変な世界」みたいに捉えて貰えたら嬉しいです。

    自分では「またよく分からない物を錬成してしまった……」みたいな気持ちだったので、褒めてもらえてとても嬉しいです。