死より怖いものはない‼︎

第1話

僕はアクティブな人間だった。小学校ではクラスの中心で、中学校ではクラスの代表で、高校では生徒会にも入った。そんな男子高校生佐藤 輝はその日も海に来ていた。

「おーい輝、こっち来いよ！」

「翔もパラソル張るの手伝えよ！」

「パラソルはお前に任せた、皆んな遊ぼーぜ！」

「おい、ったくあいつらだけ先に遊びやがって」

てかこのパラソル、張るの難すぎなんだよ！海だからうるさくて集中できんし、てかうるさすぎじゃね？なんかあったのか？

「おい子供が溺れてるって」「マジかよ」「それやばくね？」

「おいおい、マジかよ！」

「おい翔、助けに行くぞ！」

「お、おう」

波が意外と高いな、俺と翔は泳げる方だからいいが子供が心配だ。早く助けないと！

「おい、大丈夫はか？」

とりあえず陸へ連れてかないと

「あ、やべ足つった」

このままだと子供と一緒に死ぬ！

「翔、この子頼んだ！」

「どうした？輝」

「足つった、すぐ追いつく！」

やべぇ、マジで足が動かん。浮くことだけに集中しよう

「あっこれ死んだ」

これまで頑張ったんだけどなぁこのまま死ぬのかな？

　　　　　　　　　　嫌だ

嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、嫌だ、……………………

「あれ、ここどこ？」