応援コメント

第70話:新生のとき(10)」への応援コメント

  • レオニスがヴラート王太子に適当な話をしていたのは、残酷なことを聞かせたくなかったからかもしれませんね。
    リーディアがかつて親しんだ人々のことを語るのが、苦しくて涙が滲みました。

    ひとり降伏を選んだレオニスは、どんな心境だったんでしょうね。
    最前線で戦った彼は、自分の手で殺した数も多かったでしょうが、目の前で仲間が死ぬのもたくさん見ていたんじゃないかなとも思います。

    作者からの返信

    すずめさん、こんばんは。コメントありがとうございます。
    レオニスはいつも適当なことしか言わない。いつもそう言ってウミドは苛々としてますが、レオニスにもそうなった理由があるのかもしれません。

    七、八歳だったというリーディア。その弟のヴラート王太子は、それ未満の歳。
    戦を身近にした貴族の子弟なら血なまぐさい話も普通なのかもしれないですね。
    でもレオニスは貴族どころか──なので、すずめさんの予想が当たっている可能性は低くないですね。

    昔を思い出すとき。人とか物とか、連れられる記憶は人それぞれさまざまですね。
    リーディアは家臣や城下の人たち。たぶん幼かった彼女には、ひっくるめてお友達だったのでしょうが。
    無事だろうとはアテツの言ですが、実際はまだ分かりません……。

    戦い抜くと言えば聞こえはいいかもしれませんが、レオナードの人々が言うのは国民総出の玉砕ですね。
    まあそこまでやれば、相手が慄くという可能性もなくはないかもしれませんが。
    そういう現実の中、レオニスは降伏の方向へ動いたみたいですね。
    これまたすずめさんが、心情を汲もうとしてくださってますが。
    さて彼の覚悟や、いかなるものでしょう。