如月神話Ep2:最高の世界造り〜転生した最強幼女は神々の加護で世界を変える〜
「今日の海は穏やかだな〜」
そうつぶやく自分、"
高校二年生だ。
夏休みに入ったら一人旅してみたいと思い、今日移動を開始している。
…普通だったらバイトとか部活なんだろうけど部活はあまり楽しくないからなぁ…
そういうことで今は深夜フェリーで移動中だ。
今の時刻は日付が変わり午前1時半。
そろそろ寝ないと明日―っていうより今日なのだが―に響きそうだなと考えながらも甲板デッキに出ていた。
「…星が見えるのかと思ったけどそこまで見ないな…まぁ、曇りだし仕方ないか」
風呂上がりなのが影響してるのかやけに涼しい。
そして甲板の柵にもたれかかった時、後ろから思いっきり誰かに突き飛ばされた。
「――――え…?」
柵の先は真っ暗な海。
そして船の上甲板から落とされたので、捕まるところなんてなく――
そして真っ暗な冷たい海に落ち、――助けなんて呼べるわけもなくそのまま……
――死んで……死ん……
…あれ?
死んでない…?
――そりゃ簡単に輪廻転生させるわけなかろう。
(…誰ですか?)
気づいたら一面白く、どこか懐かしい幻想的な風景が広がっていた。
…これが神との最初の出会いであったっていうことはここに記しておこう。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
えっと…ここってどこですか?
―ここは神界じゃな。
神界?
あの神が住まう世界?
―その名のとおりじゃ。神々が集う空間のことじゃ。
えっと…その神様がなぜ僕を…?まさか今までに悪いことしてきたから…?
悪いことしていたんならすみません!
――あははっ…ちょっとどきなさいよ主神。
―ちょ、なにするんzy……なぜ最高神様がここに?
――そんなの決まってるじゃない。この子私の庇護下に入れたいからよ。
最高神様の庇護下に!?
―今まで使徒さえも作らなかった最高神様が…?天変地異起こるぞ…
――失礼ね。私に見合う人がいなかったからよ。
―使徒ぐらい作れるでしょうに。
――なにか言った?
―…いえ、何も。
えっと…僕は何をすれば…?
――あぁ、そうだった。君にはちょーっと私の邪魔をする存在を倒してきてほしいんだよ。
―…案外さらっと本音ぶちまけますね…いつものことだけど。
――倒し方は指定しないよ。君が転生して死ぬまでに滅ぼしてきてくれたら大丈夫だから。
―どんどんエスカレートしてないかな…?
え、ほ、滅ぼすんですか…?
――えぇ、私の邪魔をする存在は滅ぼす。この世界に住む条件よ。けど、私はこの世界を作った存在。特定種族を消すのは私の名誉的にもあんまり良くないから代行としてね。
……僕って代行サービスのために呼ばれたの…?
―そんなことはないぞ。この世界、元はこの頭のネジ飛んでる森羅が作ったから、文化が発展進まなくてな。文化発展加速させるために呼んだっていうのもあるぞ。
――結夜?私が作ったのは否定しないけど仮にも母のことを名前で呼び捨てするのは聞き捨てならないよ?
―……あ、美結が呼んでるから行かなきゃー…
――コラ待ちなさい!…後で締め上げよ。
……親子だったんですね。
――一応ね。そういえばこの世界の名前を伝えてなかったね。この世界の名前は――
________ですね。わかりました。
――じゃあ、転生作業に入るけど…なにか欲しいものとかある?
じゃあ、一つだけ。TS転生でお願いします!
――TS転生…あぁ、性転換ね。それだけだと面白くないから私からのお詫びも含めて色々渡しておくね。
ありがとうございます。
――じゃあ、異世界スローライフ楽しんでらっしゃい。また会いましょう。
え…また…?
返事を聞くことなく意識は――
暗転した。
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一応Ep1完結後に公開予定の異世界転生ファンタジーです。
これが近況ノートで書いたやつですね。参照は想いを〜…取り憑く続編についてのやつですね。
ダッシュ線(―)1つで主神である結夜。2つで最高神である森羅ですね。
明確な名前はあえて出してないですけど…出したほうが良かったですかね…?
あ、ちなみに世界の名前はまだ決めてないです。
Ep1完結までに考えておこうかな。
この如月神話シリーズはEp3まで設定があらかたできています。
Ep3も設定ができたら短編版をここに公開するかもですね。
Ep4は…今のところ執筆予定も構想予定もないですね。はい。
というか作者って大体、思いついたら書くっていうことしかしてないので、設定をここまで練り上げて書き上げた作品ってこれがなんやかんや最初なんですよね。
……一回は書籍化してみたいなぁ…
では、次回更新は未定ですが、複数作品同時投稿は無理な気がしているので1つずつ完結していくことにしますか。
それでは、またどこかのお話で。
2024年8月23日
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如月神話Ep0:神々の小話。〜世界は繋がる〜 如月 愁 @yokoshu
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