レストラン橋内毒殺事件

File6 レストラン橋内

土曜日。

静岡市にある鹿野かのショッピングに来た純一たち。

鹿野ショッピングとは、大企業・鹿野グループが運営するショッピングモールだ。

「夏さん!」

優奈、翔太、純、純一が琴乃喜孝のサイン会から夏のいるエスカレーターの隣に戻って来た。

「たくさん待ったから、お腹へっちゃった!」

翔太が言った。

「確かに。大行列だったからたくさん待ったよな」

純一が言うと、優奈がキョロキョロと周りを見渡す。

「あそこは?レストランみたいだよ」

優奈はその店を指差した。レストラン橋内はしないという店だった。

「そこにしよ!」

翔太と優奈は走っていたった。

「おい、待て!」

純一たちは2人を追いかけた。


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「ねえ茂。この前の番組見た?」

ここは、レストラン橋内の店内。

短いポニーテールの中学1年生(13歳)・秋山桃奈あきやまももなは、黒くて四角いフレームのメガネをかけた同い年の幼馴染・朝倉茂あさくらしげるとこのレストランに来ていた。

「え、見てないけど」

「うそー!見て欲しかった!」

2人は、店員に案内されながら席へと向かっていた。

「では、こちらの席へどうぞ」

店員が桃奈達を隅の席へ案内した。

2人は席に座った。

桃奈は机の上にメニュー表を置いた。

「どれにしようかな♪」

桃奈は嬉しそうにメニュー表を見ていた。

「あれ?茂さん、桃奈さん!」

優奈が茂たちを見つけて言った。

「あれ、優奈ちゃん!来てたんだ。ってことは純一さんたちも一緒?」

「そうだよ!ほら、隣!」

桃奈は優奈に言われて隣の席を見ると、純一たちが座っていた。

「純一さん!」

桃奈は驚いた。

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