第7話 ハーブ
一馬がレタスの作業を終えたところで、ナビィが小さな翼をぱたぱたと動かして彼の前に飛んできました。
「次はハーブだよ!ハーブの育て方は私が教えてあげるね!」ナビィは楽しそうに微笑んで言いました。「ハーブってね、香りが良くて、お料理に使えるだけじゃなくて、虫除けや薬にもなるんだ。だから、畑に少し植えておくと便利なんだよ!」
一馬はナビィの熱心な説明に耳を傾けました。
「まず、ハーブは日当たりの良い場所が好きなんだ。日光をたっぷり浴びることで、香りが一層強くなるからね。それに、土は水はけの良いものがいいよ。ハーブの根っこは水が溜まるのを嫌うから、ちゃんと耕しておくといいんだ。」
ナビィは手を振りながら説明を続けます。「ハーブの種は小さいから、あまり深く植えないこと。軽く土をかけて、ふんわりと押さえるだけで十分だよ。そして、発芽するまで土が乾かないように、こまめに水をあげてね。」
「発芽したら、葉っぱが茂りすぎないように間引きするのも大事なんだ。でも、ハーブは基本的に丈夫だから、そんなに手間はかからないよ。成長したら、必要なときに少しずつ摘んで使えるし、摘んだ分だけまた新しい葉が出てくるから、ずっと楽しめるんだ!」
一馬はナビィの説明に感心しながら、「なるほど、ハーブは手軽に育てられて、しかも多用途なんだな。よし、さっそく植えてみよう!」と意気込みました。
ナビィは誇らしげに胸を張り、「私もお手伝いするから、何かあったら何でも聞いてね!」と言って、二人でハーブの植え付けに取りかかりました。これからの畑仕事が、ますます楽しみになってきました。
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