第3話 ビニール傘

ある日の深夜。

コンビニへ向かって歩いた。


雨が降っていたので傘をさす。


幹線道路沿いの歩道を進むと、前方に酔っぱらいらしき男が千鳥足で歩いていた。


酔っぱらいと距離をおいて歩いていると、雨があがった。酔っぱらいが傘を閉じて、何ごとか吠えた。街路灯や電柱やブロック塀に、傘をカンカン!バンバンと叩きつけたら、傘が曲がったようだ。


また、何か吠えて千鳥足で歩きはじめた。


面白く観察していたが、コンビニへ到着したので、

夜食を買って帰る。

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