第26話キューバ危機



カリブ諸島の国キューバ。

アメリカのフロリダ州でフロリダ半島南東の先端にあるマイアミの下に位置する。


海を挟んで最短でわずか144キロ。


隣にはメキシコが・・・



キューバは親米政権のバティスタが独裁支配していたが、アメリカが日本に負けて怪しくなった。

本人も軍事クーデターを決行して、大統領に就任した経験もあった。

そんな経験者だから危機感を・・・そして強行手段にでた。


前々から気になっていたバティスタ批判する革命家の存在だ。


フィデル・カストロ、ラウル・カストロ、チェ・ゲバラなど複数の革命家を逮捕。

モンカダ兵営で取調べを開始した。

嘘でもいいから自白をさせて革命家達を、死ぬまで刑務所暮らしをさせる。


それがバティスタの計画だ。




逮捕から逃れたカミロ・シエンフェゴスは、富裕層のカストロやゲバラと違って両親がスペイン内戦においてキューバへ亡命。

なので庶民階層出の革命家だ。


そのカミロ・シエンフェゴスも逮捕される危機感を覚えた。


あっちこっちで仲間を呼びかけてモンカダ兵営を襲う計画をたてる。

そして見事に成功して革命に火が付いたらしい。



バティスタも急いでアメリカに支援を求めた。

アメリカは、アメリカでそれどころではない。


ようやく暴動が治まっているのに、暴動の再発を招きたくない。


武器は送るが人は送れないと、言い放った。



以上がアメリカを裏から牛耳ってるアルバード・レーンからの報告内容だ。



「どうしましょうかマスター」


「確か・・・キューバ危機があったよね」


「はい、1962年10月から11月にかけて、ソ連がキューバに核ミサイル基地を建設していることが発覚しました。対するアメリカがカリブ海でキューバの海上臨検を実施し、米ソの緊張が高まりました。核戦争寸前まで達した経緯が・・・その時の首相がフィデル・カストロです」


「そうなんだ・・・後は任せるよ」





アメリカから男が転送されてきた。

アルバード・レーンによって強化された改造人間。

アメリカで長官達を残酷に殺しまくった。


この男、アルは無罪で刑務所送りに・・・

捕まえたのは、妻に横恋慕した警察官。


夫が刑務所送りになって、なにかと妻に言い寄った。

生活の援助もしたのに・・・キスを拒絶。

カッとなってレイプして、邪魔する子供を撃ち殺した。


「子供を殺すなんて、この獣!」


妻はナイフを持って襲い掛かった。


自然に銃で撃ち、殺していた。


「おとなしくしていれば・・・死ぬこともなかったのに」


そして証拠隠滅をはかって、黒人を逮捕。




出所した男は麻薬に溺れるしかなかった。

アルバード・レーンが真相を語った。


「復讐したいか!」


「銃をくれたら・・・」


「相手は警官だぞ・・・銃の腕もいいらしい・・・それに、その細い腕では無理だ・・・しかし悪魔と契約するなら」


「復習のためなら悪魔でも契約してやる」


警察官は、生皮を剥がされて塩水を浴びせられて・・・拷問が続いた。

警官は気が狂った・・・最後は首を「ギュッ」ともぎ取った。




顔は、上手く変えてキューバ人に見える。


そして目の前には、フィデル・カストロがスヤスヤと眠っていた。

銃のような物を取り出して首に当てる。

引き金を引くと「シュッ」と音がして、生命センサーで確認。


「安らかに死んだか死因は心臓麻痺だ・・・お前が生きていては、多くのキューバ人がアメリカへ亡命することになるらしい。それに、大半がキリスト教徒なのにキリスト教会を取り壊し、教徒を矯正キャンプ場に入れる宗教弾圧政策は、ソ連と同じだ。それなのに弁護士だったとは、何を考えてる」


何か物音が・・・手首を触って消えた。




ラウル・カストロの乗った車を、牽引ビームを使ってスピードを上げさせて横転させた。

3回も回りながら車は大破。

乗っていたラウル・カストロは、押し潰されて即死だ。




チェ・ゲバラは、バティスタ派の若者が撃った銃弾で死んだ。


後をつけていた刑事達は、怒った。

ゲバラを尾行して仲間を逮捕するハズだったに、邪魔されたからだ。

その怒りで銃声が何発鳴って、銃弾が残っているかも分かってない。


「動くな、動くと撃つぞ!」


若者は、銃を持ったまま振り返った。

なので銃を若者に向かって撃った。

若者は、その場で倒れた。


銃を調べると全て撃つ尽くしていた。


「何で笑って死んでいるんだ・・・・・・おかしな奴だ」



アルは、バティスタ派の若者ロニーニにカストロ兄弟の暗殺を語って聞かせた。

そして未来に起こることも話した。


「チェ・ゲバラが、そんなことをするハズが無い」


なので処刑された人々の名を聞かせる。

その名の中にロニーニの名や兄の名もあった。

それでも信じない。


なので一瞬でアメリカへ2人して転送してみせる。


「え!あれはホワイトハウス・・・何時の間に・・・これって神からの神託では・・・」


「信じる気になったか、どうせ処刑されるなら復讐をやって死ね。兄は助かるハズだ」


「神の御心のままに・・・絶対に殺してやる」


事実なら・・・

革命後にバティスタ派の人々は逮捕されて裁判が行われた。

600人が死刑判決を受ける。


ゲバラは処刑の責任者を務め、さらに政治犯収容所の建設にも携わった。

速い処刑を下したのは、「グアテマラ革命の失敗は、軍内部にアルベンスへの裏切りがあったため」と後に語っている。



ああ、共産主義は、どこも同じだ。



この暗殺でキューバ革命は、起こらずに終わった。


バティスタも反省して国民よりの政治を心がけるように・・・


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