第6話 しょ すごい、この言葉を簡単に言える能力の持ち主

 何日か前、Tという人が自慢をしていた。それを普通の人が聞いた場合、99%の人は無視、1%の人は不快さゆえに怒り出すと思う。


T「私ね、むかしこっから家まで6時間かけて歩いたんだよ?」

しょうご君「すごい」

T「できる?」

しょうご君「無理です、すごい」

T「〇〇〇〇〇〇が××で◇△だったの」

しょうご君「すごい」

T「〜で~でなんたらがどうで」

しょうご君「すごい」

T「音声5」

しょうご君「すごい」

T「音声6」

しょうご君「すごい」


 このような、多連続で人を賞賛することができる大人は、かなり少ないように思われる。最もすごいのは、お分かりのように、しょうご君自身である。

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