【毎日09:13】 大家族の王家の俺は兄弟の仲で嫌われ者・・・だが

少し復活したエアコン

第1話


 お前は唯一、庶民の愛人の子から産んでしまった不幸な産物だ。


 お前のようなゴミでも王家の魔法が使えるこの家には入れてやる。だが俺達と同じだとは思うなよ




王である父から言われた。言葉だった。


 

私の唯一の弟が、庶民なんて考えたくない。

あー、なんであんたみたいなのがいるのよ。最悪や。


と言ってくる一つ上の姉



 お前のような虫けらが、さっさと消えてしまえ


 と言ってくる兄達



 俺はこんな地獄のような王家に生まれてしまった。


 お陰様で


 「ニセ王子!!今日はカードしましょうよ」


「庶民王子!!うちでご飯食べない!!」


「ゆう!!今日は一緒に虫取りに行こうね!!」


俺はぶっちぎりで庶民から人気があるのだ。


____________


 メイド長「王子!!いつも言っているでしょ!!そこはもっと丁寧に洗えと!!」


ゆう 「はい、ごめんなさい!!」


 この城の中で俺はこのように本来下である立場のメイド長に命令される扱いをされている。


メイド長「あーもう、ほんと下手クソね」


 そして履いているこの壺は、ヒロお兄様が大切にしている壺で(笑)この壺を洗うのは弟である俺の職務などだ


 フユ・アキ「くっく、」


 そして今、そんな仕事中の俺を見てフユお姉様と秋お姉様が俺を見て笑っている。


 フユ「ユウ、アンタそれくらいしか取り柄がないんだからもっとちゃんとしなさいよ」

 

 メイド長「大変申し訳ありません私の指導が甘いばかりに!!」


フユ「そうよ!!アンタの指導が悪いのも原因の一つよ!!ちゃんとしないと、アンタクビにするからね!!」


メイド長「申し訳ありません!!」


と土下座して誤ったあと、鞭を出して俺の肩を叩いた。


 ユウ「いたぁ!!すいません!!お姉様。これからはもっとちょんとするので」


 フユ「ふんと、最初からそうすればいいのよ」


そして、横にいるアキお姉様はずっと笑ったまま二人は去った。


 

 メイド長「行きましたね。」


ユウ「だね。」


 

 そして、2人の姉がこの道を通ったらあとは自由時間である。


 ユウ「よし、じゃあ」


メイド長「はい、用意してあります!」


 メイド長はいつものように隠していたロープを出して、今日もいつもの窓から抜け出した。


______________


 さっき、村人に配り終わって、水魔法での配給も終わった。


 「ゆうお疲れ様」


 「あ、ユキさっそく服を来てくれたんだ。」


「・・・こ、これは今他の服がないかたら仕方なくよ」


前に城から処分前の服を回収して配って回った服を来てくれたようだ。


 「似合ってるよ」


「な、なにを言ってるのよ、バカ」


 「あはは」


 「ねぇ、・・・ユウ」


「なに?」


「・・・アンタ嫁がされるってほんとうなの?」


 「本当だよ。」


「そんな、なんで!!」


「いや、俺の立場から考えたら余裕で分かるでしょ」


「・・・そうかもだけど。でもアンタはそれでいいの?」


「うん!!お相手さんめっちゃ可愛か・・・」

 

 思いっきり吹っ飛ばされた。


________


まぁ、あぁは、言ったものの。


 相手がなぁ・・・


 確かに可愛いんだけど、


 メイド長「本当に結婚するつもりなんですが?」


ゆう「断れねぇしなぁ、俺も相手も」


相手さんも調べて貰ったら、同じような理由みたいだ。


 ゆう「はぁ、俺はまだいいんだけどな」


メイド長「ロリコンですしね」


ゆう「そうロリコンなの。だから俺は大丈夫なんだけど」


メイド長「いや、ツッコンでくださいよ。」


そう俺は14で相手はなんと9歳だ。


 これが大人だったら良いが、俺達は子供で相手はまだ10も超えてない全然子どもだ。


 しかもきっとあのゴミ親達のことだから、子どもを作ることを強要してくるだろう。


 「・・・死ねよ。カスども」



悲しいことに、そんなカスに従う道しかない。


 俺がもし断ったら、俺の身が危ないのは第一だが、相手の方も悪くだろう・・・それに、この国に流すことも出来なくなる。


 「・・・困ったな」


__________


???視点


 今日も可愛かったな。私の弟は・・・


かわいそうにメイドに扱かれていたけど・・・


ごめんね。庇えなくて優

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