369_いつまでも青
まだ青い頃
助ける理由なんて微塵も考えなかった
そもそも助ける側だと思っていたから
まだ青い頃
助ける理由なんて甘えだと思っていた
まだまだ助けはいらないと思っていたから
まだ青い頃
助けてと小声で言えるくらいになった
まだまだ助ける側に戻れると思っていたから
まだ青い頃
助けてと大声で叫ぶ方法を探していた
助けられる側なんだと言い聞かせていた
いまもまだ青い
配慮してよ理解してよと求めてばかり
心無い言葉だけが大人になってしまった
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