368_のたまう

「なんて馬鹿な奴だ」

「死んだほうがいい」

ポテトチップスを頬張りながら

画面に向かって悦に浸りながら

気がつけばもう夜が明ける


「なんて馬鹿な奴だ」

「死んだほうがいい」

相手と自分の嫌悪に潰されながら

作り笑い道化としてを演じながら

気がつけばもう夜が来る


今日はポテトチップスのほかに

炭酸飲料でも買ってしまおうか


体重計はもう捨ててしまった

いつまでこの足は動くだろうか

鏡を見るのはやめてしまった

いつまでこの体は動くだろうか


いつまでこの心は保つだろうか

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