秋の夜の特別編

羽弦トリス

第1話プロローグ

こんばんは、羽弦トリスです。

夏も終盤。少しずつ、夜の帳が下りるのが早くなりましたね。


この作品は、晩夏から秋の始まりまで書くつもりです。


4つの物語で構成されています。


さて、この物語の4人の主人公達は、性別、年齢様々です。

それぞれが、共通するのは年齢のギャップです。

中年を嘲笑する若者、若者に辟易したミドル、シニア世代。


第1作目は、中年男性を嘲笑する若者の物語。

最近、死語と言う意味すら分からない若者達が増えています。


おっと、タクシーがやって来ました。


「お客様、どちらまで?」

「運転手さんがオススメの焼き鳥屋まで!」

「じゃ、『きも善』ですね。あそこは、兎に角、美味しいですから。どうです?お客様」


「じゃ、その居酒屋まで」


タクシーは焼き鳥屋を目指して出発した。

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