三日目(8/23)

微腐り状態のヨシコです。ごきげんよう。

デッドラインが近付いてきてますね。

いつだっけ。26日から書き始めたいんだっけ?


バーロー、明々後日じゃねえか。


もう「アイデア降りて来ませい」などと降霊術をするイタコのようなことを言っている場合ではない……。



一旦ロジカルに構成を組み立てていくことにします。

パッション重視でいきたかったから、気が進まんかったのだけども。

時間がない。

やるしかない。



まずテーマについて考えてみる。


溺愛過剰。

ヒーローとの恋を楽しめる、「『君を逃がさない』系ヒーロー」との恋愛物語。


幅が狭い。


基本的に主人公に対してヒーローから向けられている感情の話ですね。

と、なると着地点としては、程度の差こそあれ、過剰に向けられているその感情を受け入れる、ということになるだろう。


となると、「最初は溺愛を拒んでいる」→「最終的には溺愛を受け入れる」になると思う。

むしろならざるを得ない。

それ以外にやりようがあるなら誰でもいいから教えてくれ。とりあえず私は思い付かん。


この辺で一旦私の気持ちが若干遠ざかったが、気を取り直して進めましょう。



まずは問題の提示。

最初になぜ溺愛を拒むのか。

この辺は今現在私が設定しているヒーローが騎士なので簡単です。

騎士という生き物が、主人公目線では殺戮を嬉々として行う人殺しだから。普通に拒むわ。


では、着地点でなぜ溺愛を受け入れるのか。

先述の問題から考えてみる。

人殺しであるという事実は覆せるものではないので、それを上回るほどの必死な助命の様子を目の当たりにすれば、多少歩み寄る気も起きるだろう。いや、そこは起こしましょう。



なるほど。


よかろう。



では何から誰を救うべきかを考えようか。


……いや、考えるまでもねえよ。主人公本人が救われろよ。


四万字で収めるならなるだけ捻るな。ストレートにいけ。


じゃあ、主人公が危険に巻き込まれる要因と、その事件についてのセッティングが必要ですね。


その辺を掘り下げて考えてみませう……。





事件は会議室で起きてるんじゃない!

宮廷で起きてるんだ!



なぜなら私が宮廷物を書きたいからです。


課せられる義務と矜持、そこに割り込んでくる抑えきれない私欲。

揺れ動く繊細なハートと、迫りくる動乱の気配。

張り裂ける胸の内で血の涙を流し、感情を置き去りにして、正義のための非道に手を染めろ……!


カー! たまんねえな!




……と、いう私の嗜好もあるんだが、過去作の舞台を使い回してシリーズにしようと目論んでいるからです。


いずれにせよ、すでに舞台設定から新たなものを起こすほどの時間はない。

使えるものは使いましょう。

できているキャラを使いましょう。さあ、こちらへおいで主役二人……。


キャラはいる。

宮廷という舞台はある。

王族がいて、火種もある。

主人公にも、ヒーローにも、ことが起こった時に巻き込まれるだけの要素も下地も揃えている。準備はできている。


あとは具体的に誰がどういう事件を起こし、

どれだけの規模で人を巻き込み、

どの程度の騒ぎでどこに着地させ、

そこに主役二人の心情をどう絡めていくか、だ。


特に最後な。


どうせ宮廷なら、陰謀がないとダメだよね。(前のめり)

陰謀もなにもないのに宮廷物にする意味わかんないもんね。(晴れやかな笑顔)


でもあんまり入り組んだ規模のでかいものにすると収まらない可能性もあるな。(スン顔)


いや、そもそも重点を置くべきは、主役二人の挙動であって陰謀や国の行く末ではない。


溺愛過剰溺愛過剰溺愛過剰溺愛過剰溺愛過剰溺愛過剰溺愛過剰……(すり込み)




<溺愛!>

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