ボックス席の座り方について②

僕はかなりの郊外に住んでいます。


だからでしょうか。

時折、合宿帰りのような若者が通勤電車に乗っています。


大きなバックを。

網棚ではなく隣の席に置いて。


ボックス席を占領する若者達。


席に座った頃は。

ガラガラの車内だったのでしょうか。


それでも。

通勤時間で込み合う頃も。


全く、無視するように。

談笑したり、スマホを観たり。


誰も注意することなく。

込み合う車内で恨めしそうに眺めている人々。


おいおいおい。

それは、アカンやろうが。


僕は。

気の小さい筈だったのですが。


本能的に声を出しました。


「席を空けなさい」と。

又、こうも言いました。


君達若い人は未来を担う人です。

何故、平然としているのですかと。


今から思うと。

逆切れされたらと、冷や冷やする思いです。


だけど。

幸いなことに。


彼らは大人しく。

荷物をどけてくれました。


僕は座りませんでしたけど。

他の方々に座るように促しました。


決して。

自慢できるようなことではありませんが。


僕の小言が。

唯一、通じた体験だったのです。

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