小言おじさん

進藤 進

ボックス席の座り方について①

僕が利用する通勤電車は。

総武快速線で。


半分が四人利用のボックス席です。


向かい合う座席に二人ずつで。

通勤が混雑している時間は。


空席はオアシスのようで。

席が空いているとホッとするのです。


だけど。

あぁ、だけど・・・。


何故。

窓側の席を空けて通路側に座っているのでしょうか。


それは。

想像がつきます。


かなり遠距離通勤の方は。

席を確保する時はガラガラで。


わざわざ対面や隣には座りません。


そうです。

斜め対角線上に座るから。


窓際の席が空いているのです。


でも。

ねぇ・・・。


毎回、思うのですが。


混雑しだしたら。

窓際に移ってほしいのですよ。


その方だって。

足をぶつけながら座ろうとしている人が。


うっとおしいと思わないのでしょうか。


僕は。

混雑してきたなら。


すぐに窓際に移ります。


その方が。

遠慮なく次の方が座れるからです。


ほんの少し。

想像力があるのなら。


こんな。

イラっとしたことを感じないと思うのですが。


僕だけでしょうかね?(笑)


毎朝。

叫びそうになります。


窓際に移れよ!


ははは・・・。

言えないですよねぇ。


こうして。

小言おじさんは。


足がぶつかるのを我慢しながら。

「すみません、すみません」と謝りながら。


ボックス席奥の。

窓際の席に座るのでした。

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