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  • 第23話への応援コメント

    紀伊かえで様。はじめまして。玄嶺と申します。「存在と罪」読ませていただきました。♡を打つと通知が煩わしいので打ちませんでしたが、全話しっかり読みました。作にこめられた思いは受けとめることができたと思います。一番印象的だったのは「救いは神ではなく、人にしかできない」という言葉です。神の言葉は、どのようなものであれ、自分の中で完結するもの。でも、人の言葉は、身動きの出来ない自分の世界から救い出してくれる可能性を持っている。そんな気がします。
    罪の意識がアイデンティティである主人公にとって、この結末は避けられないものだったかもしれません。でも、この家族、全員罪人であることを思うと、この事件を機に、誰か一人でも救われる道があって欲しいと願いました。特に母親にそれを思います。どんな場合でも、一番大切なはずの我が子、それを死に追いやったのが何であったのか、もう一度自分自身と向き合って、問い直してほしい。そして救われる道を選び取ってほしいと思いました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。玄嶺様。
    作者の意図をしっかり理解して頂き、とても光栄です。
    コメントありがとうございます。