故郷を取り戻す為、王女は戦いに向かう
@sino_2002
第一章 モノローグ
聖王歴782年、南に位置する旧水の都ステリア。そこが私の故郷だった。
そこから東に位置する帝国によって侵略され、今は帝国都市タナトと呼ばれてる。
旧ステリアの住人は新タナトの住人とされ、逆らう者は公開処刑された。
この国の国王私の父は公開処刑、母は帝国に攫われたと聞いた。
第二王女の私は留学中だったこともあり、無事であったが、その事を聞いた時はすでに終わっていた。帝国から追われる身にもなり、側に就いている騎士と一緒に学園を出て、南西にある都市に交友もあった為、身を潜めることになった。そして、私の兄も外交の為そこに滞在しており、無事であったのが救いだ。
ステリア人も何人かは占拠される前に脱出でき、たくさんの人達が避難所にいた。
避難民を何人も受け入れる事は出来ないので兄と領主で近くの近隣の村に割り振り、職を失った人々には色々な職業に就かせた。
私は兄とそこの領主にお世話になる事にした。そこにいる間、お世話になる代わりに私は領地の発展の助力を申し出、兄は水の都ステリアを奪還するため、他国に援助を求める為、近隣の領地を回っている。私も同行をお願いしようとしたが兄に断られ、ここで待っててと言われた。
それから、時間だけが過ぎ気付けば、3年が経っていた。
兄のおかげもあり、大勢の反乱軍が結成され、帝国都市タナトの機を窺っている状況だ。
そして、潜入部隊からある情報が入る。帝国都市タナトを治めている将軍フレア・アルバインが帝国に召集され、守りの兵士が薄くなる。
その日、私の兄と集った反乱軍の部隊長によって、計画が練られた。
ようやく、奪還計画が始まる。
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